ミス多発! ダイエー系列でのイオンカード払い

ダイエーといえば、昭和の人間からすると日本の代表的スーパーマーケットなわけですが、今はイオンの占領下で敗戦の痛みを噛みしめているかのような印象です。かつては「OMCカード」という自社系列のクレジットカードを推していましたが、今は「イオンカードをどうぞ」という立場になっています。

そんなダイエー系列の「グルメシティ」が自宅近くにあります。品揃えはイマイチながら便利な立地なので、最近になってイオンカードセレクトを作り、さらにイオンのオーナーズカード(株主優待カード)まで入手して真面目にポイントを稼いでいるところです。

が、どうもポイント付与が怪しいのです。行くたびにレシートの印字が違い、エコポイントがついたりつかなかったりという状況で、何が正解なのか?としばらく混乱しました。店員のレジ操作をつぶさに観察し、ようやく仕組みが分かってきましたのでご紹介します。

問題:この3つのレシートの違いを述べよ。

まずはここにある3枚のレシートを見てください。これらは、金額以外は全く同じ条件で買い物をしたレシートです。

詳しくいうと、これらのレシートは「イオンカードセレクト」と「イオンオーナーズカード」を2枚同時に出し、クレジットカードで支払ったときのものです。また、この店舗では「レジ袋を辞退した場合にWAON POINTを2ポイント付与」という特典があり、3回の買い物ではいずれもレジ袋を辞退しています。

じっくり見比べていただけたでしょうか? では種明かしです。

「正解」には3回のカードスキャンが必要!

この3枚のうち、利用者にとって「正解」といえるのは左の1枚のみです。レジ袋を辞退したので2ポイントもらえるはずなのですが、実際に2ポイントが付与されたのは左端の1枚だけです。左のレシートにのみ「今回のエコポイント」という文字がありますよね。真ん中と右のレシートでは、このエコポイントが付与されていないのです。

この正解にたどり着くには、レジの人に少し頑張ってもらわねばなりません。以下のような手順になります。

  1. 「会員カード」ボタンを押し、イオンカードセレクトをスキャン。
  2. 「エコポイント」ボタンを押し、イオンカードセレクトに紐付いているWAON POINT口座に2ポイント付与。
  3. 「オーナーズカード」ボタンを押し、オーナーズカードをスキャン。
  4. 「食品クレジット」ボタンを押し、イオンカードセレクトをスキャンして決済完了。

ツマー
ダイエーの方ですか?

オットー
違います。店員さんが毎回悩むから、覗き込んでたら覚えちゃったの!

カードを2枚出しているので、それらを各1回スキャンするのは仕方のないところですが、上記の手順ではイオンカードセレクトを2回スキャンしなければなりません。後で説明しますが、ここが間違いを誘発する一つの原因になっています。

2回スキャンする理由は、イオンカードセレクトが「会員カード(WAON POINTカード)」と「クレジットカード」の1枚2役だからですが、システムを改修すればもっとスマートにできるはずです。たとえばイトーヨーカドーでセブンカードを出した場合、こちらも「ポイントカード」と「クレジットカード」の1枚2役なわけですが、カードスキャンは1回です。ポイントはカードスキャンだけで付与されますし、クレジット決済の場合には画面上の「クレジット払い」ボタンを(スキャン後に)押すだけでOKで、再度のカードスキャンは不要です。

オーナーズカードで難易度大幅アップ

次に、レジ袋を辞退したのにエコポイントが付与されなかった真ん中のレシートです。「エコポイント」の文字がなく、累計ポイントが変化していないので残念な結果であることが分かります。

このようなレシートが生まれてしまう主な原因はオーナーズカードにあります。

ダイエー系列の店では、イオンのオーナーズカードはまだまだ物珍しいようです。しかも、元々あったダイエーの優待カードとは押すボタンが異なるのです。その結果、ダイエー優待カードのボタンを押してからイオンのオーナーズカードをスキャンし、エラーを出してしまう人が後を絶ちません。エラーから復帰するときに「クリア」ボタンを押すのですが、このボタン操作により、エコポイントもクリアされてしまうようです。つまり以下のような手順ですね。

  1. 「会員カード」ボタンを押し、イオンカードセレクトをスキャン。
  2. 「エコポイント」ボタンを押し、イオンカードセレクトに紐付いているWAON POINT口座に2ポイント付与(ここまでは正解)。
  3. 「(ダイエーの)優待カード」ボタンを押し、オーナーズカードをスキャン。カード種別が違うのでエラーが出る。
  4. エラーを消すために「クリア」ボタンを押す。ここで、さっき付与したエコポイントもクリアされてしまう(推定)。
  5. 「オーナーズカード」ボタンを押し、オーナーズカードをスキャン。
  6. 「食品クレジット」ボタンを押し、イオンカードセレクトをスキャンして決済完了。

上記のような手順を経て、ポイントカードはスキャンしたもののポイント付与はないという寂しいレシートが出てきました。

ちなみに、3枚とも「今回のポイント対象金額」が0円となっているのはイオンカード決済だからです。イオンカード決済の場合、WAON POINTは付与されず、代わりに「ときめきポイント」というイオンカードのポイントが貯まることになっています。ときめきポイントは翌月25日に付与されるので、レシートには載りません。

カードスキャン2回では不足です

最後に右端のレシート。これだけ明らかに短いので異変に気付きやすいですね。これもエコポイントは付与されていませんが、それでは真ん中のレシートとなぜ印字が違うのでしょう?

理由は簡単で、右端のレシートでは、イオンカードセレクトを会員カードとしてスキャンしていないからです。つまり以下のような手順です。

  1. 「オーナーズカード」ボタンを押し、オーナーズカードをスキャン。
  2. 「食品クレジット」ボタンを押し、イオンカードセレクトをスキャンして決済完了。

ツマー
はなからエコポイントを付与する気がないね

オットー
そうなんだけど、同情の余地はある

買い物の合計金額に対して付与されるときめきポイントは、カード利用高に対して事後に付与されるものなので、レジでのポイント付与操作は不要で、単にクレジット決済すればいいだけです。これが頭にあると「イオンカード→ポイント付与操作は不要」という条件反射で操作してしまい、エコポイント(これはイオンカード決済のときもWAON POINTで付与される)をつけ忘れるのでしょう。

買い物の合計金額に対するポイントはときめきポイント、エコポイントはWAON POINTと、1回の買い物で2種類のポイントが貯まるのが分かりにくさの根源で、消費者のみならず「中の人」も混乱してしまっているといえます。

ツマー
このへん、徐々に整理していってもらいたいね

オットー
関係者の方、これを読んでいたらぜひ、レジシステムの改修をお願いします

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