「義務弁」はじめました。

「兼業主夫」を名乗りながら、あまり家事の話を書いていなかった当ブログ。ついに大河連載「お弁当」が始まりますよ!

まさか自分が、毎日弁当を作るなんて…

結婚当初、ツマーは毎日オットーのお弁当を作っていました。朝は4時半ごろに起き、毎日手の込んだ中身。時々は変わり種弁当もありました。
出張だというのにお弁当を作ってもらい、周りに冷やかされながら一人公園で食べたことも…

しかし、そんな幸せな生活は長続きしませんでした。妊娠中はつわりで料理どころではなく、出産後は子供中心の生活でとても弁当まで手が回らず、そのうちに持病が悪化して寝たきりの日々。何度か復活にチャレンジしたものの、体力的に長続きしませんでした。

一方、ムスコーは1歳から保育園へ通っていました。園で調理する素晴らしい給食があり、「弁当を作る」という習慣はすっかり消えてしまいました。
こんな状態ですから、特別なイベントで弁当を持ってこい、となると毎回大騒ぎです。運動会の前夜など、入れ物はどうする、メニューはどうする等、ピリピリした雰囲気になっていたものです。

その後、保育園から幼稚園へ移ったのですが、こちらも弁当は週1回でよく、あとは給食。週1回ならば何とかしよう、と主にオットーが弁当作りを受け持ちました。

無事卒園でやれやれと思ったら、何とムスコーの進学先が給食なし! 少なくとも6年生までは安泰と思っていたのに、いきなり「毎日弁当生活」がスタートしてしまいました。

4月、全身全霊で弁当作り

4月当初は、今思うと弁当のために相当な知力、体力を使っていました。

まず起きる時刻は5時台前半。そうでもしないと間に合いません。7時前にすっかり調理を終えると、朝から10kmほどジョギングしたかのような心地よい疲労感がありました。それは勤務中に単なる疲労に変わるのですが…

そしてお昼、弁当を食べ終わると「明日はどうしよう」という検討が始まります。
レシピを見ずに作れるメニューがそれほどあるわけでもありませんが、5日間の中で同じメニューが2回出てくるのは避けたいと思い、埃をかぶっていた弁当本を引っ張り出してくることもありました。

3ヶ月経過。手抜きを覚えた。

それが、3ヶ月弱を経過した現在(6月)はどうかというと、だいぶユルユルです。

まず、起床時間が明らかに遅くなりました。1品作るだけなら6時前まで寝ています。実際にやってみると意外に時間を食って、出がけにバタバタすることも増えましたが、慢性的な疲労のせいか朝は全く早起きできません。

弁当の中身にしても明らかにパターン化していて、新たなメニューにはほとんど挑戦せず、組合せを変えるだけという感じです。
前日調理したものをリメイクするというのは定番のテクニックですが、リメイクともいえないような小手先の変形も多用しています。

普段は3人分を作るのですが、ツマーが外出等で弁当不要となった途端、オットーの分は作らずムスコーの分だけを作ることにします。
「弁当なんて何人分作っても手間は同じ」なんて言いますが、そうでもありません。弁当箱に詰めるだけでも結構な気を遣います。
また、子供1人分だけでよければ若干高い食材も使うことができます。牛焼肉弁当なんてのも射程圏内に入ってきます。
さらに、ムスコーが大体文句を言わずに全部食べてくるのをいいことに、1人分しか作らない日は、前日と同じおかずをそのまま入れるなんてことも。おかずを作れば大体余るのですが、この余りだけで子供1人分ならすぐ作れてしまうのです。

まずは毎日作る。話はそれからだ。

以上、毎日弁当を作り続けて3ヶ月という、威張るほどでもない経験を基にした「弁当概論」でした。

世の中、毎日の子供のお弁当を楽しげに公開している人はたくさんいます。公開するからにはそれなりに自信があるのでしょうし、楽しんで作っているのだと思います。それはそれで結構です。
決して暇な人ばかりではなく、オットー以上に忙しい中で凝った弁当作りを続けている人も珍しくありません。素直に尊敬します。

一方で我が家はといえば、「弁当がないと学校に行けない→義務教育を受けさせられない」という状況下、日本国憲法に従い弁当を作っています。よし、これを「義務弁」と呼ぼう

自分で作っただけに、食べればそれなりにおいしいと思います。また会社に弁当を持っていけば、12時05分の「昼食ラッシュ」に巻き込まれず、自席でゆっくり昼食をとれます。
しかし、正直言って「望んで弁当を作る」という心境には達していません。最低限、衛生面には気を配って、とにかく弁当箱を埋める。そんな弁当を食べるしか選択肢のないムスコーには申し訳ないと思いますが、これが現実です。

勤労の義務になぞらえて

日本国憲法における義務といえば勤労もその一つです。「働かざるもの食うべからず」のルールに従い、粛々と就職し、労働している人も多いと思います。
私たちも、「宝くじで何億円当たったら会社辞める?」と常に検討している意識低い系夫婦です。

しかし、オットーは現に約20年間働いています。義務とは言いながらも、大袈裟にいえば世のため人のためになる地道な仕事をコツコツ続け、陰ながら社会の一端を支えているという自負があります。また自分が働きながら積み上げてきた経験はそれなりの価値を持っていると思います。

弁当を毎日作り続けることで、このような境地に達することができるのか。どのような経験を積み、どのようなノウハウを得ることができるのか。あるいは過労で倒れるのか。それはまだ分かりません。しかし明日も、弁当を待っている人がいます。
始まったばかりの「弁当マラソン」、その途中経過を見守っていただければ幸いです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
AdSense 関連コンテンツ

スポンサーリンクと関連コンテンツ


フォローする