「年利3%」の公約達成は?2017年クロス取引の途中経過を公開!

「株主優待のただ取り」などと呼ばれるクロス取引。我が家ではほぼ毎月、クロス取引で株主優待を得て、カテゴリ名にもあるとおり「年利3%」を目標にしています。

そのわりに銘柄選定や取引実績のご紹介が少ないと思ったので、今回は2017年1~9月の取引実績をまとめてご紹介します。

計算して分かったのですが、この9ヶ月でちょうど利率3%を達成していました! まだあと3ヶ月残っていますので、うまくすると年利4%も狙えるかもしれません。

月ごとのまとめ

まず最初に、この9ヶ月の取引を月ごとにまとめてみました。

決算月商品価値必要資金取得コスト差額効率
1月0000
2月3350040136009881236190.59%
3月43640431560010908327320.76%
4月0000
5月104001781000522051800.29%
6月4800025005004594434061.74%
7月0000
8月127602806400703757230.20%
9月2890035919008943199570.56%
小計17720019009000465831306170.69%
年利換算1772004315600465831306173.03%

「商品価値」は文字どおりですが、我が家で全く使うつもりのない(転売前提の)金券類は、額面ではなくヤフオク等の相場で計算してあります。商品価値から取得コスト(売買手数料、貸株料など)を差し引いたものが「差額」で、これが儲け(預金でいえば利息)にあたります。

「効率」は「差額÷必要資金」です。つまり、投資した資金に対し何%の儲けがあったかを示します。

3の倍数月はチャンス!

こうして見ると、3の倍数月(3月・6月・9月)は他の月より効率がよいことが分かります。理由は簡単で、これらの月は株主優待をもらえる銘柄が豊富だからです。選択肢が豊富ということは、「おいしい」銘柄も相対的に多くなるわけです。

日本の企業で最も決算が集中するのは3月ですが、年に2回となるとこれが「3月・9月」になります。さらに四半期決算だと「3月・6月・9月・12月」となります。ということで3の倍数月に集中している…と説明すると、もっともらしく聞こえますね。
実際には年に4回の株主優待を実施している企業は多くなく、たとえば12月に株主優待のある会社は「年に1回、12月だけ」という場合が多いので、上記の説明はちょっと違う気もしますが、ともかく3の倍数月は狙い目です。人気かつ品薄の銘柄があれば、前月のうちから目をつけておく必要があります。

対照的に、成果が全くなかったのが1月、4月、7月です。これらの月に株主優待をくれる会社はほとんどなく、さらに「一般信用取引の対象銘柄である」「優待内容がよい」というフィルターをかけると、1銘柄も残らないという結果になりました。
こうした月には、「あえて株主優待を取らない投資」など、別の手段で資金を活用するのがよいと思います。

「利率」を計算してみる

次に、本ブログの公約である「年利3%」の達成状況を報告します。

年利を計算するには元手の合計額を知る必要がありますが、ここでは元手を「2017年3月末に拘束された資金の合計額」と考えることにします。
というのは、2017年3月末は優待銘柄が多く、手持ち資金を極限まで使ってクロス取引を行ったからです。このとき出せた資金の合計額が、すなわち手持ち資金の合計額であると考えることにします。

この方法で計算すると、表の最下行のとおり、年利換算3.03%の成績を残せたことが分かります。冒頭に書いたとおり、9ヶ月でちょうど3%を達成しました!

ちなみに、各月末に拘束された資金を合計すると約1900万円となります。実際には430万円ぐらいしか持っていないので、単純計算ですが資金を4回転させた計算になります

銘柄別に効率を見る

最後に、何月にどの銘柄を取引したかということを並べてみました。長くなりますが、銘柄選びの参考になればと思います。

名義CD銘柄優待品商品価値必要資金取得コスト差額効率取得日売却日保有日数
O9831ヤマダ電機自社商品券17005940020814922.51%9/269/272
T9831ヤマダ電機自社商品券17005940020814922.51%9/269/272
O3197すかいらーく自社商品券3300016670002646303541.82%6/226/287
O8697日本取引所グループクオカード300016360040026001.59%3/283/292
T8697日本取引所グループクオカード300016360040026001.59%3/283/292
T3197すかいらーく自社商品券150008335001948130521.57%6/226/287
T9861吉野家HD自社商品券300016370053524651.51%2/32/2422
O3048ビックカメラ自社商品券200010990040115991.45%2/222/243
T3048ビックカメラ自社商品券200010990040115991.45%2/222/243
O8905イオンモール自社商品券300018000040925911.44%2/222/243
T8905イオンモール自社商品券300018000040925911.44%2/222/243
O1976明星工業ギフトカード1000681002287721.13%3/213/299
O3201日本毛織クオカード1200895002259751.09%5/245/296
T3201日本毛織クオカード1200895002259751.09%5/245/296
T8425興銀リース図書カード300025020056924310.97%3/273/293
T1976明星工業ギフトカード1000743003076930.93%2/243/2934
O8425興銀リース図書カード300025840063423660.92%3/213/299
O7942JSPクオカード300026950083721630.80%3/33/2927
O9324安田倉庫おこめ券880797002825980.75%3/63/2924
T9324安田倉庫おこめ券880797002825980.75%3/63/2924
O9945プレナス自社商品券250024990066118390.74%2/132/2412
T9945プレナス自社商品券250024990066118390.74%2/132/2412
O8291日産東京販売HDクオカード500360002442560.71%3/23/2928
T8291日産東京販売HDクオカード500360002442560.71%3/23/2928
T7937ツツミクオカード200020780056414360.69%3/273/293
O9202ANA HD株主優待券120001412000289991010.64%3/173/2913
O8267イオン株主優待カード150017230040810920.63%2/222/243
O8566リコーリースクオカード300037100069223080.62%3/273/293
O9201日本航空株主優待券300036550076622340.61%3/223/298
O3288オープンハウスクオカード300037250073822620.61%9/229/276
T3288オープンハウスクオカード300037250073822620.61%9/229/276
O9948アークスギフトカード200026020057014300.55%2/222/243
T7942JSPクオカード3000367000115918410.50%2/243/2934
O9202ANA HD株主優待券120001656000400279980.48%9/19/2727
O6339新東工業クオカード10001266004185820.46%9/229/276
T6339新東工業クオカード10001266004185820.46%9/229/276
T9202ANA HD株主優待券3000414000121317870.43%9/19/2727
O9319中央倉庫おこめ券8801132004014790.42%3/273/293
O8098稲畑産業クオカード10001502003996010.40%9/269/272
T3048ビックカメラ自社商品券10001301004945060.39%8/108/2920
O9787イオンディライト自社商品券200034000077212280.36%2/162/249
T9787イオンディライト自社商品券200034000077212280.36%2/162/249
O3167TOKAIHDクオカード15002547006018990.35%9/229/276
O4668明光ネットワークジャパンクオカード10001567004775230.33%8/168/2914
O8267イオン割引カード10001673004425580.33%8/228/298
O7649スギHD自社商品券3000536000126517350.32%2/222/243
T4668明光ネットワークジャパンクオカード10001571005164840.31%8/108/2920
O3141ウエルシアHDTポイント3000645000148215180.24%2/222/243
O3148クリエイトSD HD自社商品券4000801000238516150.20%5/95/2921
T3148クリエイトSD HD自社商品券4000801000238516150.20%5/95/2921
O3087ドトール・日レスHD自社商品券10002202005654350.20%2/222/243
O9946ミニストップ自社商品券10002360005574430.19%8/288/292
T9946ミニストップ自社商品券10002360005574430.19%8/288/292
O3048ビックカメラ自社商品券50001282000260923910.19%8/218/299
O2918わらべや日洋HDクオカード10002566005704300.17%2/222/243
O7607進和おこめ券8802202006652150.10%8/168/2914
T7607進和おこめ券8802210007201600.07%8/108/2920

効率トップは話題のあの銘柄、かと思いきや…

9ヶ月を通じて、効率が最も高かったのはどの銘柄でしょう?

記事執筆前、オットーはすかいらーく(3197)だろうと予想していました。しかし実際には、効率トップはヤマダ電機(9831)でした。株主優待券の転売を前提として、額面2000円の優待券の価値を1700円とカウントしていますが、それでも実に2.5%超です。

ただ、ヤマダ電機は利益の金額が小さいという問題があります。見ていただければ分かりますが、約6万円の投資に対し利益は約1500円。確かに効率はいいのですが、手元に残るのは1500円でしかありません。

株主優待の常として、10倍の資金を用意しても10倍の優待を得られることは稀です
ヤマダ電機もまさにこの例で、効率が最高になるのは100株購入時。手持ち資金が6万円しかない人はいいのですが、手持ち資金が60万円あっても10倍(2万円分)の優待券をもらえるわけではない(5000円分しかもらえない)ので、この銘柄単独で年利3%というのは、多くの人にとっては難しいと思います。

やはり強い! すかいらーく

そこで次点を見ると、やはりすかいらーくです。1000株購入したオットーの場合、約170万円の投資で3万円以上の利益を得ており、利率にして1.8%です。

驚くべきことに、すかいらーくは年2回の株主優待を実施しており、2回目も入手できる食事券はほぼ同額なので、元手200万円の人は、年2回のすかいらーくの株主優待だけで「年利3%」という目標をクリアできます。庶民の投資規模としては結構現実的なところかと思います。

ただし、もらえるのは食事券ですから、最大限の株主優待を得た人は、すかいらーくグループの店舗で年間6万円以上の食事をしなければならない、ということになります。
我が家では時々ガストの宅配を頼む程度なので、一部を転売しないと消費しきれなさそうです。ただ、最近になって回転寿司の「魚屋路(ととやみち)」が自宅付近で宅配を始めたので、ひょっとしたら使い切れるかもしれません。

クオカード銘柄は縮小傾向?

その他、リストを見ていくと日本取引所グループ(8697)が相当な太っ腹ぶりですが、次回(2018年3月)からは「継続保有」という条件が加わります。継続保有期間が1年未満だと1000円分しかもらえません。従来と同じ3000円分をもらうには3年以上の継続保有が必要となります。

これに限らず、クオカードを大量にくれる銘柄は減少傾向にあるように思います。
確かに、自社の本業と何ら関係ないクオカードを一律にばらまくのは、特に大株主からすれば面白くないでしょう。そんなことでキャッシュアウトするんだったら配当を増やせよ、という話です。

終わりに:あと3ヶ月でどれだけ伸びる?

以上、2017年1~9月の成績をご紹介しました。冒頭にふれたとおり、公約である「年利3%」はすでに達成しています。

あと3ヶ月でどれだけ積み増しできるか。鍵を握るのは12月だと思いますが、ひとまず続報をお待ちください。

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