Amazon定期おトク便、便利ですよね。
消耗品などを登録しておくと、毎月あるいは数ヶ月に1回、自動的に商品を届けてくれて、送料無料、しかも3種類以上の購入で15%割引になるというサービスです。
詳細は以下の記事にまとめたとおりです。
私はこのサービスを10年近く愛用しているのですが、この間、「こんな優遇もしてくれるのか!」という経験が何度かありました。
決して公にはなっていませんが、定期おトク便に登録しているとある種の「既得権益」が発生するのです。
事例1:割引率をキープ
定期おトク便の割引率は原則10%ですが、商品によってはこれより低いこともあります。
また途中で割引率が低下することもあります。
しかし、定期おトク便に既に登録している人に限り、割引率が低下しなかったということがありました。
私が経験したのは紙オムツ。
当初は定期おトク便の割引率が10%だったのですが、amazonファミリーの開始と同時期に割引率が5%となりました(ただしamazonファミリーに登録すれば5+10=15%引きになります)。
しかし私は10%時代に紙オムツを定期おトク便に登録していたため、割引率10%がキープされました。
さらに、新たに始まったamazonファミリーのおかげで割引率が+10%になり、トータルの割引率は20%!
ちょっとした優越感に浸ったものです。
ただ残念なことに、子供の成長に伴いオムツがサイズアップし、別商品に移行したところで割引率はリセットされてしまいました。
無事にオムツ卒業できてよかった
だいぶ長くお世話になったけどねー
事例2:品薄でも頑張って商品手配
一時期、花王の紙オムツ「メリーズ」が品薄で問題になりました。
中国で大人気のため、中国関係者が買い占めて転売したとか何とか聞きます。
実は我が家は、パンツタイプに移行後は一貫してメリーズを愛用してきたので、品薄で買えないとなるとかなり困ったことになります。
ということである程度の在庫を確保して自己防衛していました。
テープタイプのときはムーニー愛用者だったんだけどね
体形のせいか漏れやすかったんだよね、ムーニーのパンツタイプは
今はブリーフ派だよ
しかし実際には、amazonは毎回きちんとオムツを届けてくれました。
「品薄のため遅れます」というメールは何度か入ったことがありますが、実際にはほとんど遅れなかったと記憶しています。
このとき、定期おトク便でなく、amazonでメリーズを通常注文しようとするとどうだったか?
在庫がないので注文できなかったのです。
予約のようなサービスもないので、在庫が復活するのをこまめにチェックしなければならなかったと思われます。
少ない在庫を、定期おトク便の利用者に優先的に配分していたであろうことは想像に難くありません。
事例3:「プライム会員専用商品」を非会員が買える
2016年11月に経験したのがこれ。
定期おトク便でとある日用品を毎月購入しているのですが、価格が変わって「おや?」と思い調べてみたら「プライム会員専用商品」になっていました。
過去にこのような商品があったかどうかは不明ですが、文字どおりプライム会員でないと注文できません。
当時、私はプライム会員ではなかったので、当該商品を買おうとしても「カートに入れる」ボタンを押せません。
ということは当然、今から新規に定期おトク便に登録することもできません。
プライム非会員用の(おそらく割高な価格設定の)同一商品があるかと思って探してみたのですが、マーケットプレイスで売っているものは見つかるものの、amazon自身が販売するものはなさそうでした。
最近の「プライム推し」の流れなら、「あなたはプライム会員ではないので、本商品の定期おトク便登録を打ち切ります」となってもおかしくない状況です。
しかしそのような仕打ちはなく、非プライム会員でも従来どおり定期おトク便でこの商品を買うことができていました。
ここにも、定期おトク便利用者に対するamazonの律義さを感じます。
事例4:取扱中止でも買い続けられる
上記と同じ「とある日用品」については、別の経験もしています。
その日用品はずっと前から継続して定期おトク便で購入しているのですが、一時期、この商品のページを見ると「Amazon.co.jpとしては販売していない」ということになっていました(マーケットプレイスで他社が販売しているだけでした)。
また、現在この商品のページを見ると、Amazon.co.jpとしての販売は復活しているものの、今度は定期おトク便に新規で申し込むことができないようになっています。
この迷走ぶりの理由はよく分からないのですが、一つ確かなのは、定期おトク便に一旦登録していれば、安定して毎月購入することができていたということです。
この日用品、ドラッグストア等でも購入はできるのですが、定期おトク便で買うよりだいぶ高くつくため、定期おトク便の「安定感」にはだいぶ救われています。
(ただし、謎の価格変動は時々あります)
こういう経験をすると、2度以上買いそうなものは、ひとまず定期おトク便に登録しておき、不要な時にはスキップする、という方法がよいのではないかと思えてきます。
終わりに
以上、定期おトク便の知られざる特典を見てきました。
外資系だけに血も涙もないと思われている(?)amazonですが、こと定期おトク便に関しては律義な姿勢を感じ取れます。
もし、普段買っている商品が定期おトク便の対象だったら、ぜひ、登録を検討してみてください。
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