初めての「子供乗せ自転車」選び――「子供乗せ専用車」は何がすごい?

育児・介護

我が家の自転車事情をご紹介する記事、その2です。子供乗せ自転車を買おうかなと考えている方へのヒントになればと思います。

このページでは、前カゴの部分が子供乗せシートになっている「子供乗せ専用車」についてご紹介します。専用車だけあって、さすがによく考えられています。特に子供が小さい場合には威力を発揮します。

子供乗せ自転車は高かった

独身時代の軽快車に抱っこ紐というスタイルで移動していたところ、チェーンが外れて転倒し、あわや大惨事という結末になった私たち。そのときの話は以下の記事に書いたとおりです。

子供乗せシートはやはり必要だ、と感じたエピソード
我が家には自転車が2台あるのですが、いずれもムスコーが保育園に通い出してから買ったものです。 2台のうち1台は子供乗せに特化したモデル、もう1台はいわゆるママチャリの電動アシスト付きです。それぞれにメリット、デメリットがあり、これから購入す

そこで急遽、子供乗せ自転車を購入することになりました。

ツマーはそれなりにこだわりがあり、いきなりの「指名買い」でした。
その車種とは、ブリヂストンの「アンジェリーノ」。このシリーズには「電動アシスト付き」「前後輪とも小さなタイヤ」等いくつかのバリエーションがあるのですが、我が家で購入したのは電動アシストなし、後輪26インチという最もスタンダードなモデルです。

オットーがまず驚いたのはお値段。2011年当時で定価69800円、安い店で買っても5万円台半ばという価格でした。電動アシスト付きですか?と聞きたくなってしまう価格です。
このご時世、安ければ1万円を切る自転車もあるというのに、なぜこんなに高いのか、という思いはあります。

一般車と何が違うの? 最大の差は「打撲の有無」!?

子供乗せ専用車が高価なら、一般車にシートを後付けすればいいじゃないか――そう思った読者もいらっしゃると思います。オットーも当初、「適当な自転車に別売りの子供乗せシートをつければいいや」と思っていました。

しかし、特に子供が小さいうちは、子供乗せ専用車のメリットは絶大です。私たちがそれを実感したのは、2台目として「子供乗せに対応している一般車」を購入してからでした。

一般車の前乗せシートは運転しにくい

一般車の何が問題か? それは「前乗せ用シート」が中途半端なものになり、子供の乗り心地も、運転者の乗り心地も悪いということです。

子供を自転車に乗せるとき、大人の前に乗せるか、後ろに乗せるかという選択肢があります。
一般に、低年齢だと前、高年齢だと後に子供を乗せます。大人の目が届くという点では前のほうがいいのですが、身長が伸びてくると前には収まらなくなるので後ろに――ということだろうと思います。前乗せから後ろ乗せに移行するのは3歳前後でしょうか。(ちなみにムスコーは3歳半ばまで前乗せでした。)

そして一般車で前乗せをする場合、シートは小さい物しか取り付けられません。場所に限りがあるからです。
取り付け方としては、ハンドルのパイプにシートを引っかけ、前から「カゴ-ハンドル-子供乗せシート-運転手」という順になります。

狭いスペースに半ば無理やりシートを取り付けるので、子供にしてみれば乗り心地がイマイチという問題が一つあります。
しかしもっと大変なのは大人で、ふつうにペダルを漕ぐと子供用シートに脚がぶつかります。ぶつからないためには「がに股」で漕ぐ必要があるのですが、慣れるまでは何度となくぶつけます。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”icon_t.png” name=”ツマー”] 私は一度乗って諦めたね [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_o.png” name=”オットー”] 自分は1年半乗ったけど、前乗せシートを撤去したときの爽快感といったら! [/speech_bubble]

子供も大人もハッピーな専用車

そこへいくと、子供乗せ専用自転車はよく考えられています。前カゴがなく、その部分が全部、子供用のシートになっているのです。
前から順番に「子供乗せシート-ハンドル-運転手」となり、脚はシートにぶつかりません

さらに、シートの取り付け位置を低くして背ずりの高さを稼ぐため、前輪が小さめ(典型的には22インチ)になっています。後輪は一般的な26インチですが、背の小さい親のために、後輪も小さめな車種もあります。。

そして、子供用のシートも実に乗り心地がよさそうです。4歳ぐらいになると、ほとんどの子が後ろ乗せになると思いますが、専用車の前乗せシートは4歳でも十分対応できそうな立派なつくりです。寒いときに毛布をかけるのも簡単です。

難点は「卒業後」

ただ、子供乗せ自転車は、子供が乗らなくなると途端に不格好になる傾向があります。使わなくなったシートは朽ちる一方ですし、荷物入れとしても使いにくい構造です。
自転車メーカーとしては、子供用シートを撤去してカゴに付け替えるという方法を提案しています。しかし前輪の小ささなど、どこか不自然さは残ります。

その点、一般車に子供乗せシートを取り付けるという方法だと、シートを外してしまえば一般車に戻るので、こうした問題はありません。

今を重視? 今後を重視?

以上のように、子供乗せ専用車には乗ってみないと分からない大きなメリットがあり、特に子供の前乗せを考えているなら間違いなく親子ともに快適です。

一方で子供乗せシートを使わなくなった後の問題がありますので、子供乗せ卒業後のことまで考えるなら、あえて一般車を選択するというのもありです。

ともかく、自転車屋さんや知人に頼んで、一度試乗してみるのがよいと思います。できれば、一般車に前乗せシートをつけた状態のものも比較対象として試乗するとよいでしょう。

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本記事をお読みいただき、ありがとうございました。

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