インフルエンザ予防接種で腕がパンパンに腫れた件

育児・介護
qimono / Pixabay

インフルエンザの予防接種、毎年受けていますか?

新型インフルエンザの発生以降、接種を受ける人が増え、予防接種しなかった人がインフルエンザに罹患すると「予防接種しなかったお前が悪い」と言われそうな勢いになってきている――とは言いすぎですかね。

ともかく我が家も、全員がインフルエンザの予防接種を受けるようにしていました。
が! とんでもないことになった、というのが本記事の主題です。

これまで毎年インフルエンザの予防接種を受けていた、当時6才のムスコーですが、接種後にひどい副反応(腕の腫れ)が出て1週間ほど苦しんだのです。

命に別状はなかったものの、予防接種の怖さを認識したエピソードです。

ムスコー
ムスコー

大変だったんだぞ!

オットー
オットー

いやホント、災難だったね

毎年の恒例行事、のはずが…

11月中旬のとある金曜日、込み合う病院でツマーとムスコーは同時に予防接種を受けました。オットーもその数日前に接種済みでした。毎年必ず、家族全員が接種するようにしています。

ツマー
ツマー

最近の注射は全く痛くないよね

オットー
オットー

「注射=痛い」というイメージを消し去れれば、全く取るに足らない痛みだよね

ムスコー
ムスコー

嘘だ!痛い痛い!

 

接種後1日弱で異変が!

そんな注射を終えた翌朝。ムスコーは腕がかゆいと言っています。
見ると腕が少し腫れています

ただ、大人の二人も多少の腫れと痛がゆい感じがありましたし、例年のことなので「そういうもんだよ」と諭してその場は終わりました。

 

午後、ムスコーは水泳に出かけました。

練習風景を見ていると、動きにいつものキレがないように思えます。
あれ?と思って戻ってきたムスコーのおでこを触ると熱く、急いで帰宅しました。

家で熱を測ると38.5度
これは予防接種の副反応か?と思い、土曜午後にやっている小児科を探して出かけようとしました。

まさにその時、さらなる異変に気付きました。

じんましんはないものの、上腕がひどく腫れています
肩口から肘のところまでが赤みを帯び、パンパンに張っています
明らかに左右で腕の太さが違うと分かるほどです。

これは大ごとだと思い、行き先を総合病院の救急外来に変更。

幸いすぐに診てもらえ、「インフルエンザの予防接種の影響でしょう」とのこと。
まあ予想どおりです。

副反応の原因は? 対策は?

予防接種のせいで腕が腫れたと仮定して、その原因は大きく分けて2つ考えられるそうです。

1つは予防接種の「中身」による副反応
注射の中身は毎年違うので、例年大丈夫でも今年のはNG、という場合があるとのこと。

もう1つは、予防接種の際に細菌が体内に入ってしまったことによる炎症

ツマー
ツマー

しっかり消毒しているのに、今時そんなことってあるの?

オットー
オットー

疑うということは、一定数の症例があるんだろうね

ツマー
ツマー

もしそれが原因だとしたらガックリだよね。ちゃんと消毒しろよ!って

今の段階ではどちらとも言い難く、さりとて血液検査をするほどでもないので様子を見たら?とのことでしたが、モヤモヤした感じは拭えません。

 

「基本的に医者は信用していない」というのがツマーの持論なので、血液検査をやることになりました。

ムスコーは腕が腫れた上に2日連続の注射とあって踏んだり蹴ったりでしたが、ともかく検査はできました。

炎症反応(CRP)の値は1.0前後とやや高いものの(正常値は0.3以下です)、これをもって前述の2つの原因のうちどちらを疑うべきかは分からないということでした。

ムスコーは元々鼻炎のためにアレルギーの薬を飲んでいるので、追加の薬は出ず。
より症状がひどくなるようなら再度受診するということで一旦帰宅しました。

腫れとかゆみを抑えるため、夜は保冷剤を腕に巻いて寝ました。

ムスコー
ムスコー

最悪な週末だよ…

 

3日目の朝、腫れは引かず

そして翌朝。
多少なりとも腫れが引いていることを期待したのですが、むしろ悪化しています

肘より手先側まで腫れてきたら即通院」という記事をどこかで読みましたが、明らかに肘を超えています。
朝食後すぐに昨日の病院へ向かいました。

昨日とは違う先生が対応してくれ、今日もまた血液検査ということになったので息子は文句たらたらでしたが、あまり得るものはなし。

副反応による腫れとしては大きすぎる気もするが、細菌性のものと断定はできない(否定もできない)。
副反応だと接種後3日ほどでおさまると思われるので、また明日来てくださいと。

今日は抗生物質が出ました。

ムスコー
ムスコー

いい加減にせえよ!

 

4日目、投薬開始

さらに翌日、月曜日。
腫れは一進一退の状態です。

3日連続で通院したところ、平日のせいか、わりと偉い先生が出てきました。

相変わらず原因不明ではあるものの、とにかく腫れを抑えようということになりました。
あまり長いこと腫れていると血行障害なども懸念されるとのことです。

処方されたのはプレドニゾロンという薬で、いわゆるステロイドです。
これを4日間、わりと大量に投与して一気に炎症を抑えようという作戦。

子供なので散剤を薦められましたが、苦みが懸念されます。
錠剤ならば溶けるまでは苦くないのですが、粉薬では苦味が直接来ます。
ムスコーは6歳にして錠剤をうまく飲めるので、あえて錠剤にしてもらいました。

5日目、ようやく収束の方向へ

そして火曜日。
何と4日連続で通院です。

腕の腫れはここにきてようやく収束に向かい始め、腕の太さが若干サイズダウンしたほか、腫れている部分の色も鮮やかな赤から徐々に黒っぽくなってきました。

結局最後まで原因不明ということで通され、血液検査もしませんでした。

しかし経過が順調ということで、薬は飲み続けるものの、このまま終息に向かえば通院は不要となりました。
幼稚園への登園もようやく許可されました。

 

薬のせいか、自然治癒なのか分かりませんが、腕の腫れはこの日以降ほとんど気にならなくなりました。

かゆみは多少残っていたようですが、これも1週間を経過して完全に治ったようで、後遺症もなく今は元気に過ごしています。

ただ、2回接種の2回目については「同じことになる可能性が高い」ということで見送ることにしました。

今後の接種はどうする?

一件落着したころ、予防接種を行った病院へ報告に行きました。

この先生に非があるわけではないと思うのですが、「いや大変だったんですよ」としみじみ語りました。

すると先生は
「まあ、予防接種しなくても、かかった時点で薬を飲めばいいだけですから、今後は(永久に)受けなくていいんじゃないですか
と大らかな発言。

何か、これを聞くと、ムスコー以外も予防接種しなくていいんじゃないかと思えてきてしまいますね。

ということで、ムスコーに関してはこれ以降、インフルエンザの予防接種をしていません。

ムスコー
ムスコー

よかったー、注射減って

オットー
オットー

うがい、手洗いで予防するんだぞ!

ちなみに親は毎年予防接種を受けていますが、オットーは2017年、2018年と立て続けにインフルエンザに罹患し、家庭内で隔離生活でした…。

2017年の時は家族にうつらず、隔離を徹底すれば何とかなるものだと思ったのですが、2018年にはムスコーにうつしてしまい、失敗でした。

そして世の中は新型コロナウイルス一色となり、インフルエンザの出る幕はなくなってしまったかのようです。
今後は、コロナ+インフルエンザのW接種が標準となるのでしょうかね…

子サイトはじめました!
本記事をお読みいただき、ありがとうございました。

全くの素人が持ち家を売り、賃貸へ引っ越した記録を時系列でまとめたサイトを運営しています。
お時間があれば、ぜひご一読を!
育児・介護
スポンサーリンク
シェアする
夫をフォローする

コメント