鳥の「落下物」にお悩みの方、まずは電力会社へ!

雑多な情報

「落下物」に悩む一戸建ての皆さん、言うべきことは言いましょう! ――いや、鳥に言うんじゃなくて。

落下物、気になりませんか?

電柱の地中化が進んでいない地域では、鳥の「落下物」には毎度ハラハラさせられます。歩いていて、真上にカラスがいると身構えてしまいますよね。

こういう地域に家を構えていると、ハラハラと同時にイライラさせられることがあります。
我が家の目の前には電柱があり、電線が分岐したり機器がいろいろついていたりするため、玄関先は落下物で汚れ放題。休日に重い腰を上げて掃除しても、数日すれば見事に「原状復帰」です。門柱なども同様に汚れています。

しかも昨年は、何を食べた結果なのか、夏ごろに紫色の落下物が大量にあり、視覚的な不快さはさらにアップしました。消化しきれなかったとみられる粒々も見えます。

みんな、実は対策してもらっていた!

さすがにこれは我慢ならん!と思って調べてみると、電力会社がこのような「鳥害対策」を無償でやってくれるという情報を得ました。

無償ならば、と東京電力に電話してみると、向こうも手慣れたもので、「数日で担当者が行きますので」とあっさりした返答。立会が必要だというので祝日に来てもらうことにしましたが、拒否されることもありません。無償だというのに、実に協力的というか低姿勢です。

立会を待つ間、あらためて近所の電線を見上げてみると――確かに! いくつかの家の前の電線には、鳥が止まりにくいようにトゲトゲの部品がついていました。そして自宅前の電線にはこれがありません。なるほど、ご近所さんはすでに対策してもらっていたのか!

立会いはわずか5分

そして祝日になり、予定どおり人のよさそうなオジサンがやってきました。何と、落下物を見て鳥の種類を判別するとのこと。単なる電気工事屋ではありません。

あらかた調査を終えた状態で呼ばれ、「材料の入荷に1ヶ月ぐらいかかってしまいますが…」と申し訳なさそうに説明されました。いやいや、これまで何年も悩んできたことが無料で解決するんだから1ヶ月ぐらい待ちますよ。二つ返事で用紙にサインをして立会は終了です。

少し注意しなくてはならないのは、電線といってもすべて電力会社の持ち物ではないということ。
例のオジサンにも説明されたのですが、電柱には電話などの通信線も架設されており、それらはNTT等、別の会社の設備ということになります。したがって今回、全ての電線に鳥害対策の部品が取り付けられるわけではありません。
もっとも、太さや高さからいくと鳥害の原因は主に電力線のはずで、それに対策を施せば8割がた問題は解決すると思われます。

施工はお任せ

その後、本当に1ヶ月ほど待ちましたが、連絡が来て「○月×日にやります」とのこと。たまたまオットーが家にいる日でしたが、施工時に特に立会いは不要とのことでした。

施工は思ったより大がかり、かつ念入りでした。ギザギザの部品に加え、太い電線の真上に極細の針金のような線を新たに付け加え、「線が細すぎて鳥が止まれない」という状況を作り出していました。施工範囲は自宅周辺のみですが、建物への引き込み部の直前まで施工してくれていて、ありがたいと思ったものです。

施工後半年、効果を実感!

それから約半年が経ちました。さすがに落下物ゼロとまではいきませんし、細い線に器用に止まる鳥も時々見かけますが、確実に落下物は減りました。特に自宅前の道路に関しては、これまで常に白い斑点がついていたところ、ほとんど見当たらなくなりました。

さて、居場所を失った鳥はどこへ行ったのか。すぐ隣の家に移動したら若干気まずいなと思っていたのですが、隣の家の前が特に汚れるようになった感じはありません。単に止まる電線があればいいというわけではなく、「居心地のいい場所」というのがあるのでしょうか。

終わりに

以上、長年の悩みが東京電力に電話したら一発解消した、という体験談でした。同じような悩みを抱えている方、まずは電力会社に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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本記事をお読みいただき、ありがとうございました。

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