9月25日、クリエイトSDホールディングス(3148)の株主優待券が届きました。2017年5月末に権利が確定したものです。
取得コストがそれなりに高いのでおトク度はそれほどでもないのですが、5月末は有力な銘柄が少ないので、クロス取引で株主優待をゲットする我が家には有難い存在です。
クリエイトSD HDとは?
「クリエイトSD」と聞いて「ああ、あれね」と分かる方はそこまで多くないと思います。私自身も、当地に引っ越してくるまでは全く知りませんでした。
クリエイトSD HDの主力事業はドラッグストアです。もともと神奈川県が地盤のようですが、東京都など近県でもそれなりの店舗網を持っています。
最近のドラッグストアは薬にとどまらず多種類の商品を扱っていますが、クリエイトSDもそのような店舗を指向しているようで、私たちの最寄り店舗でも野菜や文具などいろいろなものを売っています。
株主優待の内容は?
同社の株主優待は年1回(5月末)で、100株保有で1500円分、300株保有で4000円分の同社「お買物優待券」がもらえます。
以下1500株、3000株と進めば優待券も増えますが、クロス取引では割がよくないので省略します。
買物券の代わりに、100株保有の場合にはお米券3枚、300株保有の場合にはカタログギフトを選択できますので、近くに店舗がなくても保有する価値ありです。
カタログギフトが何円相当なのか記載がありませんが、買物券4000円に代えて、ということなので3000円程度かと思います。ただし、3000円出して買う価値のあるものがもらえるかどうかは、各個人の価値観によります。
買物券は1枚あたり500円(100株なら3枚、300株なら8枚)で、有効期限は翌年9月末までの約1年間。調剤、タバコ等の一部商品には利用できず、またお釣りは出ません。
取得コストは高め
私たちは夫婦で各300株をクロスしました。
カブドットコム証券の貸し株在庫が元々あまり多くない上、5月末は他に有力な株主優待銘柄があまりないため、早々と「売り切れ」になることが想定されました。
そこで権利確定の3週間ほど前、5月9日に早々と取引しました(実際には5月20日ごろまで在庫がありました)。
1人(300株)あたりの取得コストは2385円となりました。300株で約80万円と、株価がそれなりに高いため、取得コストも高くなります。
ここでいう取得コストは「現物株購入手数料」+「信用新規売り手数料」+「貸株料」で、前2者は株価(売買代金)に応じて決まりますが、貸株料は株価と保有日数という2要素に応じて決まります。要するに貸株料は「1日あたり○円」ですので、権利確定日ギリギリまで待って保有日数を最小化すれば0円に近付きます。
今回の場合、貸株料は700円弱でした。かりに貸株の在庫が豊富であれば、これを100円程度まで圧縮できたと思います。
ともかく、取得コスト2400円弱で4000円の券をもらえたので、実質的な利益は約1600円(×2人分)です。
郵送で4000円の券を受け取ると何となく大儲けした気になってしまうのですが、実際には約2400円で4000円の券を買っているのだ、ということを忘れないようにしたいものです。
まとめ:5月末の注目銘柄です
以上、クリエイトSDホールディングスの株主優待のご紹介でした。
私たちにとっては、クリエイトSDは身近なお店で、週に一度は必ず利用します。そこで使える優待券がもらえる、というのは非常に有難いことです。
が、ご紹介したとおり、買物券に代えておこめ券やカタログギフトをもらうこともできますので、近くに店舗がない方にもおすすめできます。(ただ、カタログギフトは何がもらえるか分かりません…)
クロス取引は手落ち資金が短期間しか拘束されないので、資金を年に何度も「回転」させることができます。
が、せっかく資金がフリーになっていても、株主優待のもらえる銘柄がない時期には資金が遊んでしまいます。
そうした点で、世間的に珍しい「5月末決算」のクリエイトSD HDは非常に有用です。今後とも、カブドットコム証券などに貸株在庫があることを切に願います。
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