子供の急な不調はえてして土日の夜など大変な時間に起きます。今回は、日曜の夜に急な歯痛です。一時はどうなることかと思いましたが、結果的には正味1時間強で無事解決です。
救急相談「#7119」は万能か?
日曜の夜、食後に季節外れのガリガリ君を食べ終わったムスコーが、突如「歯が痛い」と騒ぎ始めました。しばらく様子を見ましたが、痛みが和らぐ感じはありません。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”icon_m.png” name=”ムスコー”] ほんとに痛かったんだよ! [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_o.png” name=”オットー”] アイス食べ過ぎじゃないの? [/speech_bubble]
さすがに歯痛で救急車は呼べません。「急に病院にかかりたいが、救急車を呼ぶまでもない」というときには、救急相談「#7119」を使うべし!というのが頭に染みついていたので、まずはここに電話してみました。
数回かけるも話し中で、ようやくつながりました。事情を話すと
「歯医者をお探しということでしょうか? だったらここでは分かりません」
ということで、別の番号を案内されました。確かに、歯が痛いという症状は分かっているので「相談」するまでもないのですが。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”icon_t.png” name=”ツマー”] 歯科だけは別扱い、という縦割りな発想? [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_o.png” name=”オットー”] まあ、それもあるかもしれない [/speech_bubble]
東京都「ひまわり」は英語リスニング並みの難しさ!?
案内された電話番号は、東京都医療機関案内サービス「ひまわり」というもの。利用するのは初めてでしたが、結果的にこれは失敗。今、このブログを読めている方は、電話をかけるのではなく、迷わずパソコン・スマホからウェブサイトを利用してください。
ひまわり 東京都医療機関案内サービス
http://www.himawari.metro.tokyo.jp/qq/qq13tomnlt.asp
このサービス、要するに「今、営業している病院を、現在地から近い順に教えてくれる」というもの。電話をかけてみると、「受診したい科」と「現在地の郵便番号」が分かっていれば、自動応答ですいすい進めます。
それはいいのですが、検索結果が実に聞き取りにくいのです。
結果はFAXでも送れるというのですが、我が家にはないので、仕方なく音声を選択。すると病院名と所在地、電話番号がずらずら読み上げられるのですが、音声合成の質が悪く、病院名はほとんど聞き取れません。かろうじてメモできるのは電話番号だけです。
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_o.png” name=”オットー”] TOEICのリスニングより難しかったよ [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”icon_t.png” name=”ツマー”] 人間に結果を教えてもらうことはできないの? [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_o.png” name=”オットー”] 冒頭の自動音声案内のところでオペレータにつなぐという選択肢もあるので、困ったらそちらを利用するのがいいかも [/speech_bubble]
結局、ネットが頼りになった
結局、上位数件の電話番号をメモしたところで電話を切り、電話番号をgoogleに入力して病院の詳細を検索するという回りくどいことをやる羽目になりました。
あとで「ひまわり」はウェブでもサービスしていることを知り、最初からこちらを使えばよかった、と思ったものです。
「ひまわり」も万能ではない
後日あらためて「ひまわり」のウェブサイトを試用してみたのですが、病院が100%網羅されているわけではないことが分かりました。
特に、夜中に頼りになりそうな総合病院の救急外来はあまり収録されていません。以下の記事でお世話になった大学病院(夜中に眼科の先生がいた)も検索結果に出てきません。
ということで、まずは「ひまわり」で病院を探し、見つからなければ「#7119」で相談してみる、という順序がいいのかもしれません。また、救急車を呼ぶかどうか迷う内容であれば最初から「#7119」でよいでしょう。
さすが歯科! 日曜21時でも営業中
さて歯医者ですが、さすが過当競争といわれるだけのことはあります。日曜21時という絶望的な時間帯にもかかわらず、通常営業している病院がいくつかあるのです。
幸運なことに、我が家から5km程度のところにもそうした医院がありました。さっそく電話してみると確かに診療中。当然、予約はしていないわけですが「お越しください」というありがたいお言葉。さっそくタクシーで向かいました。タクシーを呼ぶのは手慣れたものです。いつもどおりタクシーアプリで一発です。
正確な位置を把握する暇もなかったので、運転手さんには病院の住所をカーナビに入れてもらってとりあえず走り出しました。車中で地図を見ると、何のことはない、ターミナル駅のすぐそばでした。これなら地図なしでも行けます。
飲み屋街の路地を入ったところという妙な立地ではありましたが、真新しい歯科は営業中でした。こんな時間までわざわざ開けているというのに、他の患者さんはいなかったようで、すぐに診療してもらえました。この時間帯は歯科医1名でやりくりしているようで、途中で急患らしき人から電話がかかってきて、その歯科医が対応する一幕もありました。
結局、歯痛の原因は乳歯が抜けかかっていたことによるもので、表面麻酔のうえ乳歯を抜いて一件落着。ムスコーはケロッとした顔で出てきました。
念のため痛み止めももらい、30分足らずで終了。タクシーが深夜料金になる前に帰宅できました。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”icon_t.png” name=”ツマー”] いやー神対応だった! 私もあそこの歯医者がいい! [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_o.png” name=”オットー”] 確かに、近所の人がうらやましい [/speech_bubble]
終わりに
ということで、救急車を呼ぶまでもなく、受診したい科がはっきりしている場合、東京都ならばまず「ひまわり」のウェブ版を利用して病院を探してみてください。
ただ、時間帯や診療科によっては1件も候補が表示されないこともありますので、そういうときは救急相談「#7119」なども活用してみてください。
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