これぞ子育て支援!「キッズタクシー」に救われました

日頃からタクシーにはお世話になっている我が家ですが、今回、また新たな活用方法でピンチを脱出しました。

利用したのは、日本交通の「キッズタクシー」というサービス。子供一人でも安心してタクシーに乗せられるというものです。日常的に利用しないまでも、いざという時の切り札、セーフティネットとして頭に入れておく価値はあると思います。

両親とも病院を離れられない!

この5月、ツマーは病院に入り浸っていました。持病と直接関係あるのかどうか分からない症状でしたが、「病は病を呼ぶ」という感があります。

で、とある平日、「夕方、説明を聞きに来い」という話になったのです。しかもツマーだけではダメで、オットーも来いということになりました。

そのころムスコーは学童保育にいる予定でした。本当に17時から説明が始まって、30分ほどで終われば何とかなるタイミングです。が、病院の先生は忙しいので何時になるか分かりません。
ムスコーはこれまで留守番をしたことがなく、カギを渡して一人で帰宅させるというのは不可能。かといってオットーが会社を休むというのも、有休の残り日数からいって避けたいところです。

通常のタクシーも検討したが…

この状況で、思いついた解決策が「ムスコーが単独でタクシーに乗り、病院へ行く」というものでした。

タクシー慣れしているムスコーのこと、支払いや目的地の申告がなければ一人で乗ること自体は可能です。
ならば、普段から利用している「全国タクシー」アプリを使用し、目的地の指定、料金の決済(ネット決済で後払い)を済ませてやればいいじゃないか!と思ったわけです。アプリについて、詳しくは以下の記事をご参照ください。

ツマーが病身でありながら、我が家には自家用車がありません。そのためタクシーをかなり頻繁に利用しており、自宅から乗る際には間違いなく「迎車」と...

ツマー
要は、来た車に乗るだけだから楽だよね

オットー
強いていえば「確認番号4ケタ」の申告が必要だけどね

ムスコー
オレ知ってるよ。ゼロ・イチ…

オットー
暗証番号を声に出すなー!

ただ、運転手さんもこのような状況には慣れていないはずで、思わぬハプニングがあるかもしれません。

そこで思い出したのが、以前に日本交通のウェブサイトで見た「キッズタクシー」でした。

キッズタクシー
https://www.nikkotaxi.jp/kids/

アプリ上で完結! 電話不要のキッズタクシー

ということで本題、キッズタクシーのご紹介です。

一言でいえば「子供一人でも安心して乗れるタクシー」です。そのための工夫が随所に施されており、実際に利用しましたが「よくできてるな」と思いました。ただ、短距離の利用では割高です。

料金は時間制、近距離は相対的に割高

料金は基本的に時間制で、最初の1時間が5270円(運賃4650円+キッズチャージ620円)、その後は30分ごとに2420円(運賃2110円+キッズチャージ310円)となります。
通常ワンメーターの距離であっても5270円ですから、なかなかのお値段といえます。これを週3回の塾通いに常用できる方がいるとすれば、相当な高所得者かと思います。

ただし14.5kmを超える場合は通常のメーター料金+迎車料金+予約料金+キッズチャージとなります。
今回の私たちの利用はこちらに該当し、最終的な料金はメーター料金6810円(約20kmに相当)+予約料金410円+迎車料金410円+キッズチャージ620円(1時間以内)=8250円となりました。余分にかかったのは予約料金とキッズチャージの1000円強ですから、サービス内容からするとむしろ安いと思います。

登録、予約、連絡などアプリで完結

以前に見たときは確か、日本交通に事前に電話をして利用登録し、予約も電話で行うのだったと記憶しています。

しかし今回調べてみると、登録や予約はすべてアプリから行うようになっていました。電話嫌いの私たちからすると、まさに神対応です。

ツマー
まあ、私たちのために電話対応をやめたわけじゃないと思うけどね

オットー
そりゃそうだ

といっても通常の「全国タクシー」アプリでは予約できず、専用の「キッズタクシー」アプリをインストールする必要があります。

登録は面倒ではなく、SMSで携帯電話番号の認証ができれば数分で完了します。予約は24時間前までとなっていますので、利用前日にあわてて新規登録、ということも可能です。

ただ、若干分かりにくいのが個人情報の登録。「写真を登録」とあるので、てっきり子供の写真だろうと思ってタブレット端末内の子供の写真を登録したのですが、完了したところで「子供の情報を追加」のようなメニューが出てきます。よくよく見てみると、最初に登録したのは自分自身(親)の情報でした。いやー、さすがに親の写真は登録しなくていいでしょ、ということで登録をスキップし、子供の写真だけは念のため登録しました。

その後の予約は「全国タクシー」と同じような感覚で、直感的に行えます。お迎え先とお送り先を入力すると料金の見積もりが表示され、正式に予約が成立するとドライバー名などの通知が来ます。
ドライバー名まで確定するところが通常のタクシーとは違いますよね。もちろん、担当ドライバーは子供の扱いに慣れた選抜メンバーです。

以後、細かい打合せはLINEのようなアプリ上のメッセージ交換で行えます。確認のため何度か「会話」しましたが、それほど待たずにレスポンスが返ってくるので安心感があります。画面はこんな感じです。

キャンセルは1時間前まで可能

今回、利用の決め手になったのがキャンセル期限。これだけ手厚いサービスながら、1時間前までなら無料でキャンセルできるというのです。これには救われました。

結果的にキャンセルせず利用することになったのですが、子供はよく体調を崩しますし、今回のように予定が流動的なこともしばしばあります。24時間前までに予約、1時間前までキャンセル可という現在のシステムは、サービスレベルを維持しながらギリギリまで利便性を追求した結果のように思えます。

至ってスムーズ! 当日の流れ

そして利用当日。学童保育の先生には事情を説明の上、決行の場合には何時何分に学校の正門前にタクシーが来ますと連絡帳で伝えておきました。
普通なら「タクシーが迎えにいきますので子供を乗せてください」というお願いは、親からであっても結構怪しいなと感じるでしょう。しかし今回は運転士名まで確定しているので「親戚が自家用車で迎えに来た」というのとほとんど同じ感覚で、先生から特に咎められることもありませんでした。

現在地は追跡可能

ムスコーがタクシーに乗り込むころ、病院での用事はすでに一段落しており、アプリで車の動きを追跡して時間をつぶしていました。

子供の送迎中、アプリ上では現在位置を逐一確認することができます。ただ、同じ画面にしておくと数分で追跡が途切れ、路上で長時間停止したようになってしまいます。あれ?渋滞か?と思って一旦別画面を表示し、再度追跡すると、車が順調に進んでいることが分かる、という次第。軽い不具合だと思われ、全てのOSで再現するかは分かりませんが、改善を望みます。

アプリ上で現在位置を確認していたので、数分前には病院前の路上に出て待機していたのですが、同じころムスコーから電話があり、「あと5分ぐらいで着く」との連絡が入りました。運転手さんに「5分前に連絡させてください」とお願いしておいたところ、しっかりムスコーに指示してくれたようです。

見積時には所要70分と表示されていたのですが、実際には1時間かからずに到着しました。

実は地元の人ではなかった

運賃の精算は登録しておいたクレジットカードで行われるので、その場でお金のやり取りはなく、得意げな顔のムスコーを迎えました。

いちおう領収証が渡されたのですが、見ると自宅から30kmは離れたところにある営業所の車両でした。自宅近くにも営業所があるのですが、ドライバーの手配がつかなかったのでしょうか。ともかく、ありがたいことです。

終わりに:これは新たな形の子育て支援だ

以上、キッズタクシーで仕事と通院と育児を全部こなした、という一件でした。

日本交通のキッズタクシー紹介ページをあらためて読むと、このサービスは「子育て支援」だ、と書いてあるのですが、まさにその通りだなと今回実感しました。

子育て支援というと、保育園とかファミリーサポートとか、あるいは子ども手当のような金銭的な支援などが思い浮かびます。
しかし実際に子供と暮らしていると、今回のような「人手が足りない」という状況にしばしば遭遇します。小学校に入ってしまうと保育園は利用できず、ファミリーサポートも急な利用には対応できず、キッズタクシーがなかったら泣く泣く会社を休まざるを得ないところでした。
この状況を、育児とは一見無縁そうなタクシー会社が解決してくれた、というのは意外性があり、それだけに心に残った一件でした。

他業種の参入に期待

今回、キッズタクシーを実際に利用してみて、他の業種でも、それぞれの事業の特性を生かした「支援」が可能なのでは、と思った次第です。

たとえば学校の近所の飲食店が、短時間の「預かり保育」を提供するといったサービスを思い付きました。
習い事などのために学校近辺で子供と待ち合わせるということがあるのですが、どうしても時間が30分合わない、なんてことが時々あります。こんなとき、飲食店が有料・登録制の「待合室」として機能すると便利です。夕方であれば大抵は空席多数でしょうから場所はありそうですし、飲食店ですから、その気になれば軽いおやつも出せるでしょう。

上記は単なる思い付きですが、親と子のちょっとした「隙間」を埋めるサービスを欲しているのは私たちだけではないはずです。他業種においても、キッズタクシーのような、自らの強みや事業特性を生かした子育て支援を期待したいと思います。

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