TOKAIホールディングスの株主優待に格安SIM登場! ただし1人1回限り

以前から株主優待が充実していて人気だったTOKAIホールディングスですが、2017年9月決算時、後出しで株主優待メニューを追加しました。自社サービスである格安SIM「LIBMO」が何と1年間無料になるというものです。通常価格に換算すると月1880円×12ヶ月=22560円にもなります。

ただ、商品券ではなくサービス自体が提供されるため、「やった、2万円以上も得した!」と考えるのは早計です。極端な話、携帯電話を使わない人にとっての価値は0円です。
また、この優待商品は2017年9月期と2018年3月期の2回限定であるとアナウンスされていますが、この2回ともLIBMOを選択したら計2年間無料で使えるのか?といった疑問も生じます。

TOKAIホールディングスへの問い合わせ結果も交えながら、この株主優待の概要と上手な利用方法についてご紹介します。

最も重要なのは、LIBMO無料特典は株主1人あたり1回限りという隠れた制限があるということです。2017年9月末に確定した権利を持っている方は、このことを念頭に、優待品を選んでいただければと思います。

TOKAIホールディングスの太っ腹な株主優待

冒頭にも書いたとおり、TOKAIホールディングスは株主優待が充実しており、これを目当てに株を購入している人も多いと思います。汎用性が高く人気のクオカードがもらえるほか、自社製品・ポイントであればさらに商品価値の高いものをもらえます。

そんな中、さらなる人気アップを狙ったのか、2017年10月24日に突如「株主優待のメニューを追加します」というプレスリリースが出ました。これまでの商品ラインナップに加え、自社の格安SIM「LIBMO」を選択できるというのです。
これは「特別メニュー」ということで、2017年9月期と2018年3月期の2回限定の予定だそうです。

まさかの後出し発表

驚くべきことに、このプレスリリースは「後出し」でした。つまり、2017年9月末に株主優待をもらえる権利が確定した人に対し、後追いで「優待メニューを追加しました」というお知らせだったのです。

ふつう、株主優待を改善するなら権利確定日の前にお知らせし、さらなる人気アップを図るところだと思います。よほど自社の格安SIMを株主にPRしたかったのでしょうか。かくいう私も、LIBMOという名前はこの時初めて知りましたので、一定のPR効果はあったと思いますが。

月3GB+音声通話10分かけ放題が無料!

ひとくちに格安SIMといっても種類は星の数ほどあり、中には「月500MBまでなら無料」という商品もあります。

が、今回株主優待で無料になるのは、同社が通常月額1880円でサービスしているプランです。
その内容は「音声通話可能」「高速通信は月3GBまで」「音声通話10分以内ならかけ放題」という、ライトユーザーなら十分に実用に堪えるものです。
これが1年間無料ですから、別に格安SIMを買おうと思っていなかった人もついつい「おっ!」と思ってしまうわけです。

ただし、契約事務手数料3000円+税は別途必要になります。

「1人1回まで」という隠れた制限あり!

ということで今回(2017年9月末の権利確定分)、当初予定のクオカードに代えて、LIBMO1年間無料を選択しようかな、とオットーは考えていました。

しかし、詳細に検討していくと、よく分からないことがいくつかあったため、TOKAIホールディングスに直接問い合わせてみました。

その結果、LIBMOは次回(2018年3月期)の優待でいいかな、という気になってきました。
個人的な事情もあるのですが、最大の理由は、「LIBMOが1年間無料」という株主優待は、株主1人につき1回限りしか利用できないという、隠れた制限があるためです。

割引は、1人最大1880円×12ヶ月が限度

当初オットーは、「LIBMO1年間無料」の優待を2回獲得すれば、1880円のプランを2年間無料で利用できると思っていました。もしそうだとすると相当おトクで、家計の助けになります。

しかし、実際の手続きを考えていくうち、仕組みが気になってきました。
2017年9月分の優待でLIBMOを選択し、2017年12月あるいは2018年1月ごろに1年間無料がスタートすると、無料期間が半分ぐらい過ぎたところで、次の「1年間無料」の権利が来てしまいます。この権利を半年ほど寝かせておけるのだろうか?と思ったのです。

ということでTOKAIホールディングスに問い合わせたところ、前述のとおり、LIBMOが1年間無料になるという優待は株主1人あたり1回に限る、とのことです。つまり株主1人あたりの割引総額は最大で1880円×12ヶ月となります。

加入できるプランに制限が

また、「月額1880円のプランが1年間無料」という優待内容にも注意が必要です。
より正確にいえば「月額料金から最大1880円割引」×「1年間」です。また「10分かけ放題」オプションの付与が必須です(これもプレスリリースからは読み取れません)。

LIBMOにはいくつかのプランがありますが、このうち株主優待の説明でモデルケースとなっているのが「音声通話付きSIM(データ通信3GB)+10分かけ放題」というプランです。
本来、このプランは「音声通話付きSIM(データ通信3GB)」で月1580円、これに「10分かけ放題」のオプションが月850円で計2430円かかります。が、10分かけ放題に加入後1年間は「お電話応援プログラム」として月550円の割引があり、これでようやく月1880円となります。

そして優待内容はといえば、「音声通話付きSIM」に「10分かけ放題」オプションをつけるという条件つきで、月額料金から最大1880円を割り引くというものです。
音声通話付きSIMの基本プランには、3GBのほか6GB、10GBというのもありますが、3GBとの差額分、つまり1880円を超えた分は自己負担になります。逆に、高速通信ができないライトプランの場合、3GBプランより安くなりますが返金はありません。
また、10分を超える通話をするなどすれば、月々の料金は1880円を超えることになり、この場合も1880円を超えた分は自己負担になります。

LIBMOにはデータ通信のみ、あるいはデータ通信+SMSのみというプランもありますが、こちらは株主優待の対象になりません。

家族で連携すれば2年間無料?

株主優待目当ての投資では、家族ぐるみで株を買うということがよくあります。100株でも1000株でも優待品が同じ内容ということはよくあるので、自分名義と妻名義でそれぞれ100株買い(もちろん、妻の分は妻が自らの判断で購入するのですよ!)、優待品を家族で2セットもらう、という手法です。

これを応用すると、LIBMOを2年間無料で使えそうな気がします。2017年9月分は夫名義、2018年3月分は妻名義、という感じで分担するわけですね。これならば「1人1回」の制限には引っかかりません。

しかし、このやり方だと、2018年3月分の優待の利用開始時期が問題になります

前述のとおり、2017年9月分でLIBMOを選択すると、これは2017年12月あるいは2018年1月にサービス開始となります。そこから1年間ですから、2018年12月あるいは2019年1月まで無料で使えます。
ところが、サービス開始から半年過ぎたところで、2018年3月分の優待品がもう届いてしまうのです。順当にいくと2018年6~7月には2回目のLIBMO無料が始まってしまいます。
「今、1回目の無料期間中だから2回目はちょっと待って!」と言いたいところですが、1回目と2回目は別回線、別名義ですから、特に配慮がなされるとは思えません。
この結果、約半年間は2回線が重複して無料になり、実質的な無料期間は1年半程度になると思われます契約事務手数料が2回線分必要なことも考えると、おトク度はだいぶ減殺されます。

そして私たちのLIBMO利用戦略

以上をふまえて、今回の株主優待をどうするか、あらためて考えてみました。

まず、LIBMOの割引は1年間しか受けられないので、今回焦って利用する必要はありません。次回でもよいわけです。

前述のように夫婦で分担して2回分の優待を得ることも考えましたが、夫婦で重複期間が発生しますし、契約事務手数料を2回線分払うこと、契約や解約の手間などを考えると、そこまで頑張らなくてもいいかなという気になりました。

それに加え、個人的な事情として、今回TOKAIホールディングスの株を300株買ってしまったので、LIBMOを選択するのはもったいないという気持ちもあります。
当初、TOKAIホールディングス株を買ったのはクオカードが目当てでした。100株だと500円分、300株だと1500円分になります。
ところが、LIBMOは100株でも300株でも同じ優待内容になります。余計な手数料を出して300株買った意味がなくなってしまいます。

さらに、これも個人的な事情なのですが、11月に格安SIMを乗り換えたばかりなのです。
乗り換え先はビックカメラの「BIC SIM」です。

月3GBのコースなのですが、当初1年間は同じ料金で月6GBまで使えるという太っ腹なキャンペーンをやっていたので、1年間だけ使うつもりで加入しました。
1年経つと月3GBしか使えない生活になるのですが、そこでLIBMOの「通話+3GB」プランが加われば、月途中でSIMを差し替えることにより、(契約事務手数料除き)同料金で月6GB生活を維持できます。
ということで、理想的には2018年11月からLIBMOの1年間無料が始まってほしいところです。実際には2018年3月期の優待でも2018年7月ごろには1年間無料が始まると思われますが、重複期間は4ヶ月程度で済みます(優待商品の選択をギリギリまで保留すればもう1ヶ月ぐらいは稼げるかもしれません)。これが2017年9月期の優待だと、どう頑張っても半年以上の重複期間が生じます。さすがに月9GBは使い切れません。

以上をふまえ、2017年9月期は当初予定どおりクオカードを選択。2018年3月期に何としても100株をクロスし、LIBMOの割引をゲットしようと思います。

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