こんな時代に、あえて公衆電話を使い倒す!

公衆電話、利用していますか? 最近は携帯電話に押されて数が減り、主要駅でもなかなか見かけなくなりました。

しかし、出先で「長くなりそうな電話」をするときには心強い味方です。お持ちの携帯電話が「通話定額」でない方、テレホンカードを1枚、財布に忍ばせておきましょう。うっかり携帯電話を忘れたときの助け舟にもなります。

また、フリーダイヤルやナビダイヤルにかける際も、公衆電話を利用すると料金を節約できることがあります。

公衆電話は安い?高い?

公衆電話の料金について、どんなイメージをお持ちでしょうか。固定電話だから安そう? いやいや、維持費がかかるから高そう?

昔は、公衆電話の通話料は「家の電話」からかけるのと同じ料金でした。
しかし公衆電話は家の電話以上に維持費がかかるので、その分を料金に転嫁しようということになり、現在では家からかけるより高くなっています。

割安なのは「固定→固定」だけ

では具体的に、公衆電話の通話料金はいくらでしょうか?

この答えを一覧できる公式サイトはありません。「固定電話宛」「IP電話宛」「携帯電話宛」と別々のページで案内されています。

興味があれば全部見ていただきたいのですが、面倒なのでまとめると以下のとおりです。以下は「10分かけたときの料金」を示します。また料金は消費税込みです。

  • 公衆電話→固定電話:80~750円
  • 公衆電話→IP電話(050番号):330~350円
  • 公衆電話→ドコモ携帯電話:390円
  • 公衆電話→au携帯電話:270~640円
  • 公衆電話→ソフトバンク携帯電話:380~640円

料金に幅があるのは、「かける曜日・時間帯」「相手先までの距離」「相手の会社」によって料金に違いがあるためです。詳しくは各社の料金表を見てみてください。

「携帯発」の格安サービスと比較してみよう

携帯電話から発信する際の通話料金は、どこも税込み30秒21.6円で横並びです。10分あたり432円で、これを見る限り「公衆電話が割安になることが多そう」と思えます。

ところが、携帯電話から発信する場合、以下のページでご紹介したような格安サービスがあるのです。

オットーは未だにガラケーを愛用しています。携帯電話の元々の目的である「通話」に関して、ガラケーはよくできています。それに何より、月々の電話代...

中でも料金が最安の「ブラステル」を利用した場合、料金は6秒2円、しかも消費税はかかりません。10分かけても200円で、こうなると公衆電話からの発信は軒並み割高となります。
かろうじて、近距離の固定電話にかける場合に割安になるかどうか、というところです。

料金を抜きにしても、公衆電話から携帯電話にかけるというのは「最後の手段」という感じですよね。発信者番号が「公衆電話」となっていたら、怪しいと思って電話をとらない人が結構いそうです。

テレホンカードを安く買えば逆転も!

しかし、公衆電話にも奥の手があります。テレホンカードを格安で入手すれば、実質的な価格が大幅に下がるのです。

一時期は誰でも持っていたテレホンカードですが、今やテレカの販売機は病院の入院棟ぐらいでしか見かけず(とは言いすぎでしょうか)、以前に入手したテレカを使い切れずに持て余している人が大半です。

金券ショップが近くにあれば、覗いてみてください。500円分のテレホンカードはほぼ間違いなく300円台で売られています。うまくすると200円台で買えることもあります。

また、ヤフオクでもテレホンカードは多数売られています。レアな図柄でプレミア狙いのカードが大半ですが、探すと「図柄に特徴がないもの」「特徴はあるが、高価では売れないもの」があり、送料込み300円以下で入手することはそれほど難しくありません。

30kmまでならブラステルより割安

かりに、500円のテレホンカードを300円で入手できたとします。すると、公衆電話の料金は実に4割引です。

4割引なら、固定電話宛の通話は10分48~450円となり、ブラステルの10分200円を大きく下回る場合が出てきます。

現実的なところでいうと、昼間・夜間(8~23時)に区域内(例:03地域→03地域)へかける場合、定価が57.5秒10円ですので、4割引すると10分あたり66円。ブラステルの3分の1の価格で済んでしまいます。
また隣接区域(例:03地域→0422地域)だと4割引後の価格で10分90円で、ブラステルの半額以下です。30kmまでだと同138円、40kmまでだと同168円、60kmまでだと同222円となります。

ということで、40kmまでであればブラステルより公衆電話が安くなります。
ただ、テレホンカードを額面の60%以下の価格で入手することが前提ですので、30km以内が実用上のターゲットになるかと思います。

東京03地域は「公衆電話天国」だ!

公衆電話は、東京03地域にいる場合に特に重宝します。

どこかの事務所にかけるとなると、相手は03地域が圧倒的に多いと思います。10分66円なら、混んでいて多少待たされても我慢できる料金です。

また、人口が多いだけに公衆電話を見つけるのもそこまで難しくありません。いざとなれば、公衆電話の場所を検索できるサイトもあります。

公衆電話 設置場所検索
http://service.geospace.jp/ptd-ntteast/PublicTelSite/TopPage/ (NTT東日本)
https://www.ntt-west.co.jp/ptd/map/ (NTT西日本)

「携帯NG」のフリーダイヤルに活用

以上は普通の固定電話にかける場合でしたが、相手がフリーダイヤルの場合、公衆電話が俄然有利になることがあります

フリーダイヤルは文字どおり「通話料無料(相手負担)」なのですが、「どこから発信するか」について制限をかけている場合が多くあります。
中でも多いのが「携帯電話からはつながりません」というもの。携帯電話からかける場合には有料の番号へどうぞ、という案内をよく見かけます。

こんなとき、公衆電話からなら問題なくつながる、という場合が多いのです。

緑色の公衆電話の場合、10円あるいはテレホンカード(残額のあるもの)を入れないと、そもそもダイヤルを受け付けてくれない場合がありますが、つながっても料金が引き落とされることはありません。入れた10円(カード)は無傷で戻ってきます。

0570「ナビダイヤル」に公衆電話からかけると?

フリーダイヤルではありませんが、特別な番号として「ナビダイヤル」というのがあります。0570から始まる番号で、通話料金は一部または全部が発信者負担となります。

このときの通話料金も、携帯電話発が固定電話発より高く設定されている場合が多くあります。
ナビダイヤルの場合、携帯電話各社の「通話定額」プランの対象外であり、ブラステル等の格安サービスも使えないので大損です。以下のページに詳しく書きましたが、ナビダイヤル以外の番号が公開されているのであれば、そちらにかけた方がよいでしょう。

「0570」で始まる「ナビダイヤル」は、最近だと携帯電話からも発信できる場合がほとんどです。 しかし、発信できるとしても注意が必要です。「...

では、このナビダイヤルに公衆電話からかけた場合、通話料の節約になるのでしょうか?

ナビダイヤルは、番号により「通話料の一部が着信者負担」となっているので一概にはいえませんが、かりに100%発信者負担だった場合、一般の固定電話にかけるのと同額となっています。

つまり、ナビダイヤルの相手先が区域内であれば昼間10分66円(4割引後)と割安ですが、30kmを超えればブラステルで普通の番号にかける方が安くつきます

なお、どうしても「普通の番号」が判明せず、バカ正直に携帯電話からナビダイヤルにかけた場合、料金は最高で14秒10.8円、10分で約464円となります。
4割引でテレカを入手できれば、公衆電話発の最高額(平日昼間・最遠距離)は10分450円となるので、公衆電話が手近にあり、割安なテレホンカードを持っていれば、公衆電話からの発信がよい――ということになります。

ただ、繰り返しになりますが、ナビダイヤルには「通話料の一部を着信者負担にする」というオプションがあり、発信者(かける側)が負担する料金はこれより安くなることがあります。したがって「必ずこの方法が安い」とは言い難いものがあります。
ナビダイヤルにかけると「この通話は○秒ごとに、およそ×円の通話料金でご利用いただけます」というアナウンスがあるので、これを聞いて即座に判断…するのは難しいですよね。しかも、このガイダンスを聞いている間も通話料金は発生しているそうです。

結論としては、ナビダイヤル、どうも好きになれません。

終わりに

公衆電話の料金は必ずしも安くありませんが、格安のテレホンカードを組み合わせることで、近距離の固定電話にかける場合には有力な手段となります。

携帯電話からつながらないフリーダイヤルにもかけられる場合が多くありますので、格安で入手したテレホンカードを1枚持っておくと、ちょっとした節約になりますよ。

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