花粉症の治療費が激安に! 恐るべしネット通販

花粉症の季節ですね。我が家は家族全員が花粉症で、ムスコーはすでに耳鼻科通いを始めています。

普段は病院にかかることのないオットーも、2年前のシーズンは症状があまりにひどかったので耳鼻科へ行きました。しかし出てきたのは市販されているのと同じ成分の薬でした。
ということで、昨シーズンは市販薬を買うことにしました。

そして今シーズン。そろそろ市販薬を買おうかと思い立って調べたところ、通販と店頭であまりにも価格差があるので仰天しました。
オットーは3ヶ月分の薬を実質2000円強で入手しましたが、普通にドラッグストアで買うと、へたしたら3倍、4倍の高値ですよ!

狙い目は、楽天やYahoo!ショッピングに出店しているネット通販です。

「医療用と同じ成分」の市販薬が増えている

花粉症の薬に限らず、従来は医者に処方してもらわないと買えなかった薬が、ドラッグストアで普通に買えるようになる、という流れが加速しています。
こうした薬は「スイッチOTC医薬品」などと呼ばれ、医療費の削減を目指す政府もこれを推奨しているように見えます。
この流れを後押しするため、2017年には「セルフメディケーション税制」というのがスタートしました。スイッチOTC医薬品を薬局で購入した場合、確定申告を行うことで、購入代金のうち年間12000円を超える部分を所得から控除してくれるようになりました。

耳鼻科へ行ったら、ありふれた薬が出てきた

一方、単なる花粉症であっても、病院ではその人の症状に合わせた薬を処方してくれるので、通院する意味が全くないかというと、そうでもないと思います。合わない薬を飲んでもしょうがありませんからね。

そう思って、オットーは2016年の春に耳鼻科へ行ったのですが、何回通っても、出てくるのは毎回同じ薬。商品名でいうと「アレグラ」です。
アレグラは大々的に宣伝もしているので、大抵のドラッグストアで手に入ります。これなら、わざわざ耳鼻科に行かなくてもいいじゃん!と、こうなります。

耳鼻科でアレグラをもらうと、1日分いくら?

ただ、アレグラをドラッグストアで買うと、けっこうな値段がします。
一方、アレグラを調剤薬局で処方してもらう場合、診療代や調剤料はかかるものの薬代自体は安く、健康保険が適用されることもあって、ドラッグストアで市販のものを購入するより何となくお得感があります。

どちらがどの程度安いのか? 定量的に比較してみました。

健康保険で3割負担となるオットーが、2週間に1回耳鼻科に通い、そのたびに2週間分のアレグラ(実際にはジェネリック医薬品)を処方されるという例で考えてみます。

耳鼻科の診療費

まず耳鼻科の診療費ですが、初診時が1160円、再診時(2回目以降)が590円となっていました。
明細を捨ててしまったので詳細は分かりませんが、月をまたがっても再診扱いになっているようです。

2月から4月までの3ヶ月間、計6回通院すると考えると、診療費は4110円となります。

当時と今では診療報酬の算定方法が変わっている可能性がありますが、そもそも耳鼻科による差が大きそう(薬だけ出すか、ついでに処置を行うかetc.)なので、以下ではこの値で計算していきます。

薬代

一方の薬代ですが、こちらは2016年3月で850円、2016年4月で740円でした。
このへん少し調べたのですが、調剤料、薬価ともに毎年けっこう変わっています。それで、2015年度である3月と、2016年度である4月では価格が違ってきたものと思います。

さっきから「アレグラ」と書いていますが、実際に処方されたのは、ジェネリック医薬品である「フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg『トーワ』」です。

調剤料の計算方法にはそれほど詳しくないのですが、見よう見まねで、2017年度における価格を計算してみます。
「基準調剤加算」「後発医薬品調剤体制加算2」は、ジェネリック医薬品を積極的に処方する街中の(特定の病院に依存していない)薬局を想定したものです。また夜間・休日等加算は算定せず、お薬手帳は毎回持参していることを前提とします。

  • 調剤基本料1 41点
  • 基準調剤加算 32点
  • 後発医薬品調剤体制加算2 22点
  • 調剤料 63点
  • 薬剤服用歴管理指導料 38点
  • 使用薬剤料 84点

以上の合計で280点、3割負担で840円となります。これを6回処方されると計5040円です。

薬剤料84点に対し「手間賃」分が196点というのが割高感ありですが、健康保険の適用により、何とか生の薬価(1錠あたり29.4円)とほぼ同額に収まっています。

まとめ

3ヶ月分(正確には84日分)の薬を手に入れるための費用は4110+5040=9150円となりました。1日あたり約109円となります。

ドラッグストアの店頭価格は?

さて、ドラッグストアでアレグラ(あるいは同一成分の他商品)を買うと、その価格はどうでしょうか?

「純正品」の場合

店頭価格が分かるマツモトキヨシ公式通販サイトで検索してみると、「純正品」とでもいうべき、久光製薬「アレグラFX 28錠」が2036円となっています。1日2錠ですので14日分となり、1日あたりの価格は約145円です。

何と、耳鼻科に行ったほうが安いという結果になりました! 健康保険の3割負担が効いています。

類似品の場合

一方、大手ドラッグストアを中心に、有効成分が同一の類似品が割安で売られていますので、こちらもチェックしてみます。

マツモトキヨシですと、matsukiyoブランドの「フェキソフェナジン錠『ST』30錠」というのを売っています。15日分で1999円ですので、1日あたりの価格は133円。まだ高い! PBのわりに高く、アレグラと大差ないですね。

そこでマツモトキヨシを離れ、昨シーズンお世話になったサンドラッグをご紹介します。
有効成分が同じ類似品として、皇漢堂製薬の「アレルビ」という薬を販売していました。手元の記録によると、2017年春の時点で56錠入りが2785円となっており、1日あたり99円ようやく耳鼻科より安くなりました
実は、サンドラッグは公式アプリで不定期にクーポンを配布しており、この時期は「1品に限り20%引き」という気前のいいクーポンを月1回程度配っていたので、オットーは毎回、このクーポンを使って買っていました。これだと1日あたりの価格が実に80円まで下がります。

ネット通販でアレルギー薬が激安に!

…とここで話は終わりません。今シーズン、ネット通販の安さに気付いて愕然としたからです。

前述のとおり、サンドラッグでは特定の店舗で20%引きというクーポンを配布していたのですが、今年はそのクーポンがなかなか発行されず、鼻炎薬を買えないまま2月を迎えてしまいました。

悔しいので、ネット通販ならもっと安く買えるのでは?と検索してみたところ、驚くほどの価格差がありました。

たとえば2018年2月19日現在、Yahoo!ショッピングで「アレルビ 56錠」を検索してみたところ、最安値は1箱あたり696円! サンドラッグで、2割引になっても2000円を超えていたものが、いきなり700円以下ということで、目を疑いました。
参考までに、処方薬の薬価が56錠で約1646円です(東和製薬のジェネリックの場合)。薬価にはメーカーや薬局の利益が上乗せされているとはいえ、56錠の売価が696円とは、信じがたい低価格です。

これに送料が加わるとまた話は変わってくるのですが、幸か不幸か、花粉症シーズンは約3ヶ月あります。56錠入りを3箱買うという前提だと、送料も気にならなくなってきます。
オットーが最終的に購入した店では、アレルビ56錠を1箱780円で販売しており、3箱買うと送料無料となっていました。1日あたりの価格は約28円となり、耳鼻科の約4分の1の価格で済みました。

ところが、ウラを取ろうと思って2018年2月19日時点で再確認したところ、同じ店の販売価格が1箱1180円に値上がりしていました…。「前回安かったから」と、注文履歴から再注文すると失敗するところでした。

考察:鼻炎薬は薬局の稼ぎ頭だ

ここからは考察ですが、鼻炎薬は場所を取らないわりに単価が高く、かつ花粉のシーズンには需要が旺盛になることから、薬局の稼ぎ頭という位置付けになっているのではないでしょうか。

カルテル等、明確な価格調整が行われているとはさすがに思いませんが、普段の安値競争で疲弊しているドラッグストアがほっと一息つける商品、それが鼻炎薬ではないのかと思えてきました。

一方、ネット通販は低価格が最大の売り物ですし、立地条件や営業時間などで他店との差別化を図れないので、原価割れスレスレと思われる低価格で販売する店があります。
それでもシーズンが進むにつれて5割も値上げをする店もあることが分かりました。やはり、黙っていても売れるものは高値がつくということです。

ということで、来シーズン以降の教訓です。
花粉症持ちの方は、シーズン前にネットで薬をまとめ買いしましょう。じっくり価格比較すれば、劇的に治療費を抑えられることと思います。

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