強力すぎる食洗機用洗剤を発見! 2種併用を始めた話

食洗機を日常的に使い始めて約8年の我が家。
洗剤については一貫して同じ種類を使ってきました。

しかし、庫内の汚れ対策として他の洗剤を試してみたところ、良くも悪くも、こんなに違うのか!という驚きがありました

その結果、今は「元々使っていた洗剤」と「新たに見つけた洗剤」を使い分けています

食洗機に何らかの不満を抱いている方へヒントを提供できればと思い、経緯を書き残します。

「クリスタジェル」しか眼中になかった

我が家で食洗機を使い始めたのは2012年のこと。

実は新築以来2年ほど、食洗機の使い方を調べるのが面倒だという理由で使っていなかったのですが、意を決して使ってみると、これが超絶便利!
今では1日平均3回ほど運転しており、大いに活用しています。

運転モードの使い分けや食器の配置など工夫はいろいろしていますが、こと洗剤に関しては、使い始めた当初から一貫して、ライオンの「チャーミークリスタ クリアジェル」しか使ってきませんでした

試供品が手元にあったので使ってみたところ、満足のいく洗い上がりだったため、これでいいじゃんと思い、特に検討もせず使い続けてきたわけです。

ジェルタイプは粉末タイプよりやや高いといわれますが、Amazonの「定期おトク便」で大型サイズの詰め替え用を購入すると、1回分が約3.5円、1日3回使用でも1ヶ月350円程度。
絶対的な金額は特段高いと思いません。

庫内の「積もる汚れ」をどうする?

食器の洗い上がりにはほぼ不満がなかったのですが、困ったことがありました。
食洗機の庫内の汚れ、特に排水部分の汚れが徐々にひどくなってきたことです。

排水部分にピンクの汚れが…

排水部分には金属製の「残さいフィルター」がありますが、これを取り外すと、排水管へと続くであろう水たまりが見えてきます。
乾燥運転をしてもこの部分は乾かず、常に濡れています。

そしてこの部分に、風呂場のピンク色の汚れを油分と結合したような汚れが溜まってくるのです。

写真はそれなりに清掃をした後のものですが、あまりきれいな感じはしませんよね。

見える部分は割り箸などを駆使して上記写真のレベルまで清掃できるのですが、その奥に汚れが溜まっていることは明らかで、数日すると元通り、汚れが増えてしまいます。

毎日のように、除菌効果のある洗剤と高温の湯で洗浄しているのに、このような汚れが溜まるというのは不思議ですが、そういうものだと思って諦めていました。

ついに食洗機故障! その原因は「アレ」だった

そんな汚れを放置したまま使用を継続していたのですが、2019年5月、ついに食洗機が故障してしまいました。

普通に食器を洗っていたところ、排水のタイミングで「強力」「少量」ランプが同時に点滅し、ポンプの動作が止まらなくなりました
いつまでもポンプが止まらないため、仕方なくブレーカーを切って電源を落としました。

蛇足ながら、あとでメーカーの人に注意されたのですが、給水の元栓を閉めないまま強制的に電源を落とすと、水が出っぱなしになって漏水することがあるそうです。
電源を断つ場合には、必ず、食洗機に水を供給する栓も閉めましょう。

取扱説明書で調べると、ランプの点滅状況から、どうも内部で水漏れしているようです。
そういえば、直前の洗浄が終わった際、扉を開けたら少量の水が床へ滴り落ちていました。

原因を探るべく、まずは自分で分解してみました。

確かに、金属製の受け皿(本体の最下部)に水がなみなみと溜まっていました
この受け皿には漏水センサーの役割を果たす電極が1対あります。
正常に動作している限りここに水が溜まるということはないのですが、万一漏水し、受け皿の水位が一定以上になると、電極間が水でショートされて水漏れを検知するようです。

続いて原因を探りましたが、怪しいと思っていた給水ホースに亀裂はありません
この部分から漏水するのが定番の故障だという情報を得ていたのですが、これで心当たりはなくなってしまいました。

漏水を雑巾で除去したあと、原因不明のまま元に戻し、仕方なく修理を依頼しました。

そして数日後、やってきた修理の人は、大して分解もせずに原因を突き止めました。

排水が一時的に溜まるトラップのようなところに、前述のピンク色の汚れがびっしり溜まり、排水管の入口が詰まったようになって排水が溢れた、ということだそうです。

部品交換はなく、トラップを清掃して修理は終わりました。
取り除かれた汚れの写真も一応撮ってあるのですが、とても載せられない代物です。

「食洗機本体をきれいにする洗剤が市販されていますので、時々それで清掃してください」
とのアドバイスをうなだれて聞きました。

修理が最低料金で済んだのは不幸中の幸いですが、いろいろな意味で恥ずかしい修理依頼となりました。

効果あるの? 食洗機本体の洗浄剤

食洗機本体を清掃するための洗浄剤があることは前から知っていましたが、特に臭いが気になるわけでもないので、一度も試したことがありませんでした。

汚れには気付いていたので、もっと早く試すべきだったのかもしれませんが…

ともかく今回、清掃しないことにで明らかな実害があったわけですので、これはまずいと思い、洗浄剤を買ってみることにしました

しかし結論からいうと、求めていた機能とは違いました

純正の洗浄剤はけっこう高い

まず、間違いのないところで、Panasonicが販売している純正の洗浄剤を試しました。
食器洗い乾燥機専用庫内クリーナー N-P300というものです。
当時の価格で、2袋入りが税込864円。6人用以上の機種では2袋を一度に使えということになっているので、1回の洗浄に1000円弱もかかるということです。

これだけの価格だから、さぞ綺麗になるのだろうと試してみると…
これが感動するような結果ではないのですね。

確かに、庫内の「壁」のような部分は前よりツルツルしている感があります。

一方、今回の詰まりの原因になった排水部の汚れは、大して落ちていないようです。

裏面の説明書きを読むと、主成分は有機酸、液性は酸性、とあります。
これを見て「ん?」と思いました。

庶民の味方、小林製薬を試す

次に、メーカー純正でない洗浄剤を試すことにしました。

真っ先に思い浮かぶのは小林製薬ですね。
あのベタな商品名、本当かよと思いつつも、それで長年やっているのだから実績はあるのだろうと単純に考えてしまいます。

昔からCMで有名な「ポット洗浄中」の姉妹品で、「食器洗い機 徹底洗浄中」という製品があります。
購入時点の価格が税込364円。
これで2回の洗浄が可能だというのですから、1回あたりにすると180円ちょっと。さすが小林製薬です。

早速試してみたところ、結果は純正品とほぼ相違なし。
庫内の壁はきれいになったものの、排水部分については汚れが残る結果となりました。

ちなみに成分を見ると「モノ過硫酸水素カリウムクエン酸(25%)、オレンジオイル」だそうで、主成分が有機酸だったPanasonic純正品とは違います。

しかし液性は酸性で、Panasonicと同じ。
だから「あの」汚れが落ちないんじゃないの、という確信が強くなりました。

酸性洗浄剤は何のため?

ということで、2種類の洗浄剤を試したものの、気になっていた排水部分の油汚れについては期待外れに終わりました。

私は化学に詳しくないのですが、液性が酸性であることから、これら洗浄剤のターゲットは水垢なのだろうと理解しています。
水道水が蒸発したときにうっすら白く残る、アレです。

掃除の解説で「アルカリ性の汚れには酸性の洗剤」という話がよく出てきます。
たとえば、掃除のプロであるサニクリーンのサイトを見てみましょう。

「アルカリ性の汚れ」ってどんな汚れ?(サニクリーン「家事ネタ」)
https://www.sanikleen.co.jp/kajiraku/blog/2768

これによると、水垢は「アルカリ性の汚れ」に分類されますので、酸性の洗剤が効果的です。

食洗機の洗浄剤を使うと、庫内の白い膜のような汚れが落ち、きれいに見えます。
液性が酸性だからですね。

一方、油汚れは酸性の汚れですので、これを落としたいのであればアルカリ性の洗剤を用いるのが常道です。

しかるに食洗機の洗浄剤は(今回試した2品に限っていえば、ですが)酸性ですので、液性という観点からは向いていないことになります。

修理員は「食洗機の洗浄剤を使ってねー」と軽く言っていましたが、今回溜まったような汚れの防止に役立つのかは疑問だなと思っています。

食洗機用洗剤の液性は?

ではアルカリ性の洗浄剤で掃除すればいいじゃないか!という話になるのですが、食洗機の内部をアルカリ性の洗浄剤、たとえば塩素系漂白剤で洗浄したという話は、ウェブで探しても意外と見当たらないのです。

キッチン泡ハイターを庫内に吹き付けてからスピードコースですすぐ、というやり方をしている人はいるようです。
しかし、これは庫内のカビ対策のようですし(だから泡をカビに吹き付けるということのようです)、あまり多量に吹き付けたら故障の原因になりそうで心配です。

アルカリ性の洗剤といえば重曹も思いつきますが、今回の場合、汚れに直接振りかけたりこすったりすることができません。
いきおい、重曹水を排水部分に流すだけとなり、ちょっとパンチが弱そうなイメージです。

そこで思ったのは、日々使っている食洗機用の食器洗い洗剤で、液性がアルカリ性のものはないのか?ということです。

中性が主流…というわけでもなかった

真っ先に、愛用している「チャーミークリスタ クリアジェル」のパッケージを見たのですが、液性は中性でした。

気になってメジャーなブランドのものを調べてみると、食洗機用洗剤の液性は、中性、弱アルカリ性が半々ぐらいといった感じでした。

中性の洗剤としては以下のものがあります。

  • チャーミークリスタ クリアジェル
  • 食器洗い乾燥機専用キュキュット(ジェル)

一方、弱アルカリ性の洗剤としては以下があります。

  • 食器洗い乾燥機専用キュキュット(粉末)
  • ジョイ ジェルタブ 食洗機用洗剤
  • フィニッシュ パワーキューブ

「中性だから洗浄力が弱い」という単純なものでもないでしょうが、食洗機用洗剤をアルカリ性に替えれば、例の汚れも落ちるのではないか?と考えました。

「ピクス」がいろいろな意味で強力すぎた

ネット上の情報を参考にして、新たに購入してみたのが、ライオンケミカルの「ピクス 食器洗い機用洗剤」です。
「ピクス」とは聞き慣れないブランドですが、実はいろいろな洗剤を出していて、ふと見てみたら家にあった重曹が「ピクス」でした。

早速使ってみて、結論をまず書くと、自分史上最強の食洗機用洗剤ですね(2種類しか使ってませんが)。

ただ「汚れがよく落ちる」だけでなく「強すぎる」という一面もあります

そのため、「ピクス」に一本化するのではなく、従来使っていた「クリスタジェル」と併用することにしました。

価格:やや安いか

「ピクス 食器洗い機用洗剤」の販売価格にはバラツキがありますが、たとえばヨドバシカメラでは650g入りが(ポイント10%還元を考慮して)実質350円程度でした。

1回の使用量が通常6gですから1袋で100回以上使え、1日3回使っても1ヶ月以上もちます。
ということは1ヶ月あたり300円弱ですね。

価格的には今までの「クリスタジェル」より若干安い程度です。

形態:粉末は扱いづらい

「ピクス 食器洗い機用洗剤」は粉末タイプです。
これまでジェルタイプに慣れていたので、この点は個人的にややマイナスです。

専用の計量スプーンが入っているので別に何かを用意する必要はなく、親切といえます。

しかし、そこまでサラサラでない粉末をスプーンで正確に量るのは、意外に難しいのです。

一発で量るのは無理で、多めにすくってだんだん減らしていくようなやり方になると思いますが、逆に減らしすぎてしまい、また一からやり直し…ということがしばしばあります。
急いでいる時など、「ええい、少し適量より多いけどいいや」という気になってしまいます。

この点、ジェルタイプだと目盛りのところでピタリと止めることが容易です。

結果的に、「ピクス 食器洗い機用洗剤」だと1回あたりの洗剤代が「クリスタジェル」より高くなっている懸念があります。

あと、チャック付きの袋を閉じる際に洗剤の細かい粉が立ち上ってくるので、気を付けないと吸い込んでしまいます。

計量にしろ、粉を吸い込む問題にしろ、大したことではありません。
最初から粉末タイプを使っている人からすれば「何を今さら」という話です。

しかし、1日に2回、3回と行う動作ですので、「気持ちよさ」もバカになりません。
この「計量の気持ちよさ」のためにジェルタイプを選ぶ、という人がいてもおかしくないと感じました。

食器の洗浄力:感動的!

使い勝手はともかく、洗剤ですから汚れ落ちが最重要です。

「ピクス 食器洗い機用洗剤」の洗浄力は、感動的といっていいレベルです。

「クリスタジェル」も洗浄力は決して悪くなく、洗い上がりは、指が食器に吸い付くような独特の感覚。
手洗いしてもこうはならないだろうなというレベルで、初回は感動しました。

ところが「ピクス 食器洗い機用洗剤」だと、指が食器に吸い付く余地すらなく、食器の表面はサラサラです。

これまで、「クリスタジェル」では汚れが残りがちだった、こびりついたチーズなども大体は落ちます。

何より驚いたのが茶渋です。
「ピクス 食器洗い機用洗剤」には漂白剤が配合されているため、湯飲み茶碗や急須についた茶渋が見事に落ちます! 急須の中に入れる茶こしが新品同様に戻ったのには心底驚きました。
食洗機は食器をこすらないので、茶渋は落ちないものだと諦めていましたが、洗剤次第ではきれいになるのですね。

排水部分の汚れ:落ちた!

そして、洗剤を替えた主目的、排水部分の汚れについて。
期待どおり、排水部分のピンク色の汚れは消えました!

液性がアルカリ性のせいか、漂白剤が含まれているせいか、理由は分かりません。
しかし、「ピクス 食器洗い機用洗剤」でふつうに食器を洗っているだけで、ピンク色の汚れは一掃されました

食器の柄も落ちた!

これで一件落着、と思ったのですが、しばらくして別の問題を発見しました。

一部の食器の柄が薄くなっているのです。

最初に気付いたのは和風の食器で、筆で絵付けしたような部分の色がだいぶ落ちてしまっていました。
10年以上使っている食器なので、実は前から剥げていたという可能性もありますが…

その後、注意して見ていたところ、安いマグカップの絵柄、湯飲み茶碗の金色の模様も剥げていました

いずれも数年は使っているものですが、これまで発見できていなかったので、食器洗い機用洗剤のせいで落ちたと思われます。
この章の冒頭で「強力すぎる」と書いたのはこのためです。

なお、「ピクス 食器洗い機用洗剤」の注意書きを見ると、「洗えないもの」として「金線・銀線入り及び上絵付きの食器」が挙げられており、文句は言えません。

このことに気付いて以降、柄が落ちそうな食器を含む場合には「クリスタジェル」、そうでない場合には「ピクス 食器洗い機用洗剤」と、2種類の洗剤を使い分けています。

まとめ:食洗機の悩みは、洗剤でだいぶ変わります

以上、食洗機本体の汚れ対策として、食器洗い機用洗剤を替えてみたという話でした。

洗濯用の洗剤もそうですが、何となく同じブランドの洗剤を使い続けている方は結構いらっしゃると思います。

しかし、何か不満があるのであれば、思い切って別のブランドの洗剤を試してみる価値はあります
その際に、闇雲に試すのではなく、「現状の何が不満か?」ということを整理し、成分など製品の特徴に着目して試すと、「当たり」を引く確率が高まるのではないかと思います。

食器や洗濯物の汚れ落ちもそうですが、食洗機や洗濯機の本体の汚れも、洗剤を替えることで違ってきます
本稿では取り上げませんが、洗濯機のドラムの臭いが気になって、洗濯用洗剤を替えた経験があります。
普段の洗濯で洗濯機の汚れも抑えられるなら、面倒がなくていいですよね。

この記事が、家事の手間を少しでも減らす一助になりましたら幸いです。

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