通常料金で高級車を堪能! レクサス個人タクシーは超穴場

タクシー
umberto689 / Pixabay

もともと法人に比べ高級車の多い個人タクシーですが、本ページでは、トヨタの高級車レクサス限定で配車してくれる個人タクシーグループ「レクサス個人タクシー」をご紹介します。
別に回し者ではありませんが、行儀のいい方に大事に使ってほしいサービスだと思います。

高級車というのもさることながら、東京23区着であれば、どこにでも迎えに来てくれるというのも隠れたメリットです。

らくらくタクシーは発展途上

2016年秋。千葉県某所から東京23区までタクシーに乗る予定ができました。

予定が決まっている場合のタクシーといえば、以下のページで紹介した「らくらくタクシー」の得意分野です。
まずはこれを検討しました。

事前予約でタクシーが1割引? 「らくらくタクシー」という選択
ツマーが持病ありなので、タクシーには何かと縁のある我が家。 おそらく年間100乗車ぐらいはしていると思います。 20km程度のタクシー乗車には慣れっこになってしまいました。 ムスコー クルマ買ってよー。病院行くのに楽じゃん オットー いや、

が、実際に検索してみると「この地域では利用できない」という結果が出ました。地元のタクシー会社と契約していないから配車できない、ということです。

逆方向(23区発)なら間違いなく利用できたので惜しいところです。

らくらくタクシーは順調にエリアを拡大しているようですが、基本的に「出発地のタクシー会社」を呼ぶため、行きは利用できるが帰りは利用できない、ということが起こります。

千葉のタクシーは高かった

遠距離割引がない

それでは素直に地元のタクシーを呼びますか――と調べてみると、残念な情報を得ました。
千葉県某所の料金体系では遠距離割引がないのです。

東京23区では、9000円超過分は1割引となるのが一般的なのですが、これがありません。
今回は予想される運賃が30000円を超えるので、1割引の有無は大きく影響します。
これでボロい車でも来た日には最悪です。

成田定額にも価格差が

そこで思いついたのが「成田定額」です。
事前に予約しておくと、成田空港と東京23区の間のタクシー運賃が定額になるという制度です。
渋滞しても料金が上がらないのはもちろん、かりに渋滞がゼロでも、通常のメーター運賃より若干安くなる運賃設定です。

今回の出発地点は成田空港まで15kmほどの場所なので、地元のタクシーでまず成田空港へ行き、そこから「成田定額」のタクシーで23区まで行けば、若干遠回りでも安くなるのでは?と考えました。

成田発だと地元のタクシー会社ももちろん呼べるのですが、東京のタクシー会社を成田に呼ぶこともでき、そのほうが割安のようです。
たとえば行き先が世田谷区の場合、地元の会社だと「エミタスタクシー」が京葉道路経由30000円、首都高湾岸線経由32500円という値段をつけています。一方、23区の会社だと経路によらず24000円というのが標準的です(運賃は2021年3月現在)。

東京から成田までタクシーを呼ぶには時間がかかり、ほとんどの会社は乗車3時間前を予約期限としています。
そんな中、「東京無線」は乗車2時間前まで予約可能だそうで便利です。
そこで今回、「東京無線」のタクシーを成田空港へ呼ぶという仮定で試算してみると、直接目的地(23区内)へ向かうのと比べ、料金は数千円安くなることが分かりました。

成田空港発だと駐車料金(500円程度)が別途必要になるようですが、それを払ってもお釣りがきます。

しかし、せっかくタクシーなのに乗り継ぎが発生するというのは面倒ですし、所要時間は確実に長くなります。

東京のタクシーを千葉に呼ぶことはできる?

そこで思いついたのが、出発地(千葉県)まで23区のタクシーを呼ぶことです。
23区のタクシーなら遠距離割引があります。

タクシーの営業区域

タクシーには「営業区域」というのがあり、たとえば23区のタクシーは23区(+武蔵野三鷹)以外での営業はできないルールになっています。

正確にいうと、23区(+武蔵野三鷹)のタクシーが乗せていいのは「23区(+武蔵野三鷹)発」の客と「23区(+武蔵野三鷹)着」の客です。

ということは、「必ず23区内まで乗る」という条件つきであれば、千葉県から23区のタクシーに乗ってもいいわけです。

もちろん23区のタクシーが千葉県を走っていることは珍しいので、わざわざ呼ぶということになります。

迎車料金はかかりますが、23区のタクシー会社ではたいてい定額(310円もしくは410円)ですし、そうでなくても普通は上限があるので、100km先まで迎えに来てもらっても莫大な金額にはなりません。

実際、千葉まで来てくれるの?

では、「千葉県まで来てほしい」と告げて、23区のタクシー会社が素直に応じてくれるかどうか、です。
これがよく分かりません。

各タクシー会社のウェブサイトを調べたところでは、皆「営業区域は東京23区・武蔵野市・三鷹市です」と書いてあり、暗に「営業区域外へは配車しないよ」と言っているように見えます。

Q&Aに「お迎え場所が23区+武蔵野三鷹である必要があります」と明記してある会社もありました。

ここからは私たちの想像ですが、ルール上はOKであっても、実車の前に長距離を回送するリスク(急にキャンセルされたらどうするか、途中の渋滞を見越して相当早めに出発しないといけないetc.)、途中で行先変更した場合の面倒さ(予定が変わって23区以外のところへ向かったらルール違反になる)などがあり、客とタクシー会社との間に相応の信頼関係がない限り、営業区域外へは積極的には配車していないのではないかと思われます。

前述の成田定額は、単価が高く、迎え先も明確なので例外的に対応していると想像します。

高級車がどこへでも来てくれる!

そんな中、「目的地が23区なら、どこへでも配車します」と謳うタクシーがありました。

あくまで個人タクシーなので「会社」ではなく、トヨタの高級車「レクサス」で個人タクシーを営む人たちの連合、とでもいえばいいのでしょうか。

その名のとおり「レクサスに乗れる」ということが最大のウリなのですが、今回の場合、千葉まで迎えに来てくれるというところが重要です。

台数に限りがあるので事前の予約は必須ですが、通常の23区のタクシーと同料金で高級車に乗れ、予約料なし、キャンセル料なしという驚くべきサービスです。

もちろん、これを維持できているのは利用者のモラルによるところも大きいはずです。
特に遠方まで迎えにきてもらう場合、キャンセルは99%あり得ない、というくらいの確信が利用者にも求められると思います。行儀の悪い客に荒らされたくない「穴場」です。

実際に乗ってきました

というわけで今回はこれを利用しました。
キャンセルの可能性が全くないとは言い切れず予約をためらっていたのですが、前日夕方になって確度は相当上がったので、意を決して予約。
半日前でしたが無事に予約は取れました。

念のため「キャンセルの可能性あり」と書いておいたら、当日の朝に確認の電話がありました。その時点ではすでに千葉に向かっていたので「キャンセルはありません」と答えたら、乗車予定時刻の2時間近く前に「もう待機しています」との連絡が入りました。遠方への回送なので用心してくれたのでしょう。

その後、予定どおりタクシーに乗り込みました。家族一同、レクサスに乗るのは初めてです。

シートが革張りというのは個人タクシーでは時々ありますが、AVシステム完備で、子供に「映画見る?」と聞いてくれるあたり、並みのタクシーではありません。
乗り心地は上々で、2時間ほどで自宅まで帰ってきました。

料金はやはり約3万円になりましたが、遠距離割引のおかげで2500円ぐらいは安くなっており、高速代がまるまる浮いた計算。納得の内容です。

終わりに

以上、穴場的存在といえるレクサス個人タクシーのご紹介でした。

今回、千葉県のタクシー事情を調べてみて、東京23区のタクシーが意外に安いということが分かりました。

2021年3月現在、2km・10km・50km乗車時の運賃を比較すると、東京23区が740円・3460円・16180円のところ、千葉県A地区だと800円・3900円・19100円となり、遠距離になるとその差が顕著です。

そんな東京23区のタクシーをどこへでも呼べるレクサス個人タクシーは貴重な存在です。
もちろん、高級車に通常料金で乗れるというのも見逃せないメリットです。
23区発着の長距離タクシー移動に活用してみてください。

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本記事をお読みいただき、ありがとうございました。

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