乗ってる間に精算完了!で、JapanTaxiアプリに救われました

タクシー

タクシーに乗る典型的な状況として「とにかく急いでいる」という場合があります。目的地に着いてからの精算がもどかしい、と思うこともしばしばです。
現金はお釣りが面倒、クレジットカードはサインが必要、電子マネーが一番手早いものの、タクシーメーターの機種によってはセットアップに意外に時間がかかります。

この問題に対し、タクシーアプリ界のトップランナー「JapanTaxi(旧:全国タクシー)」が画期的な答えを出しました。簡単にいえば、タクシーが走っている間にクレジットカードの番号を登録しておくことで、到着時に現金やカードを出さなくてよいというサービスです。

先日、この機能にさっそく助けられましたので、その時の状況も含めてご紹介したいと思います。

「JapanTaxi」アプリとは?

そもそも「JapanTaxi」というアプリをご存じでしょうか?

一言でいえば「スマホでタクシーを呼べるアプリ」です。似たようなアプリは多くありますので、そのへんの紹介は以下の記事に譲ります。

タクシーはアプリで呼ぶ時代! おすすめアプリはコレ
ツマーが病身でありながら、我が家には自家用車がありません。 そのためタクシーをかなり頻繁に利用しており、自宅から乗る際には間違いなく「迎車」となります。 以前ならタクシー会社に電話するしかなかったわけですが、最近はスマートフォンのアプリでタ

「ネット決済」が便利&おトク

数ある中で「JapanTaxi」が優れている点はいくつかありますが、普段使いで便利なのが「ネット決済」です。
タクシーを呼ぶ(迎車する)際、あらかじめクレジットカードなどの決済手段を登録しておくと、タクシーを降りる際に料金を払わなくてよく、あとで請求が来るというもの。

単に、降りる際に煩わしくないというだけではありません。お客さまをお送りするときに料金を自分持ちにできる、降りるときにお金を払わないから子供一人で乗せても安心、など応用が利きます。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”icon_t.png” name=”ツマー”] 人と話したくないときにも便利だよねー [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_o.png” name=”オットー”] そうだね。我々にはありがちなことだ [/speech_bubble]

さらに、時々ですがクーポンをもらえます。500円とか1000円とか、けっこう気前のいい額です。迎車時にネット決済を選択し、その際に「クーポンを使う」にしておくと、500円なり1000円なりが割り引かれて請求されます。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”icon_t.png” name=”ツマー”] どういうときにクーポンをもらえるの? [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_o.png” name=”オットー”] 乗車後に「運転手を評価する」というアンケートに協力すると時々もらえるね。あと、ネット決済の初回登録時に500円分もらえる [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”icon_t.png” name=”ツマー”] 500円は大きいね! [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_o.png” name=”オットー”] まだ使ったことのない方は、アプリのインストール時にクーポンコード「91d3bf」を入力してみてください [/speech_bubble]

おトクといえば、支払い手段としてd払いを利用できるので、クレジットカードのポイントとdポイントの二重取りが可能です。これも地味にうれしいところです。しかもd払いは「20%還元」のようなキャンペーンも多いので、うまくするとタクシー代の4分の1ぐらいがポイント還元されることもあり得ます。

街で拾ったタクシーもネット決済可能に!

もともと、タクシーアプリは「タクシーを呼ぶ」というのが主な機能です。ネット決済は便利ですが、あくまで「タクシーを呼ぶ」場合にしか利用できませんでした。

しかし、街でタクシーを拾った場合にも、ネット決済を利用できれば便利ですよね。降りる際に精算しなくていいというのは、1分足らずの差ではありますが精神的には大きな違いです。

ネット決済の流れ

2017年に入り、全国タクシーアプリはついに「街で拾ったタクシーに乗ってからネット決済を選択できる」という仕組みを導入しました。使い方の簡単な流れは以下のようになります。

  1. タクシーを拾って乗る
  2. 乗車中に、後部座席備え付けのタブレット端末(普段はデジタルサイネージとして機能)の「JapanTaxi Wallet」ボタンを押す。するとQRコードが表示される
  3. 手持ちのスマホで「JapanTaxi」アプリを起動し、左上メニューボタンから「JapanTaxi Wallet」を選択。するとカメラが起動する
  4. クーポン、支払方法を設定する
  5. QRコードを読み取る
  6. 数十秒待つと手続きが完了し、運転席のタブレット端末にその旨表示
  7. 降車時は精算不要(領収証は出るが、不要なら受け取らなくてもよい)

文字にすると長くなりますが、一度使えば分かります。要するに「アプリを起動して、タクシー内の画面のQRコードを撮影する」ということです。

なお、支払い方法の選択やクーポンの使用は、QRコードの撮影前に行う必要があります。急いでいると、これをよく忘れます。

[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_o.png” name=”オットー”] クーポン持ってるのに使い忘れることが多々ある。3回利用して2回忘れた私が言うので間違いない [/speech_bubble]

また、最近では「到着後にQRコードを読み取って精算」ということもできますが、これだと降車時の時間を短縮するというメリットはありません。むしろ、アプリやメーターの操作で現金以上に時間を食う印象です。

実録・事前決済のメリット

5月某日。子供のお迎えに間に合う最終電車が18時28分。現在時刻は18時22分。駅まではタクシーで5分前後かかる、というなかなか厳しい状況でした。

幸い、用務先近くには日本交通専用のタクシー乗り場があり、ここから乗ればほぼ100%、ネット決済可能です。これは使うしかない!と、タクシーが走り出すや否やアプリを起動しました。こういう時こそネット決済の出番です。

アプリの使い方自体はすぐに分かりましたが、気が急いているので何も考えずにQRコードを撮影。「しばらくお待ち下さい」という画面を見ながら「あっ、クーポン使うの忘れた…」となりました。
10秒ほど待つと、自分のタブレット端末、運転手さんの見ているカーナビ画面の双方に通知が表示され、ネット決済適用ということになりました。ここから先、設定を変更してクーポンを適用することはできません。

やっちゃったなーと思いながら車窓と時計をにらめっこ。何とか、乗りたい電車の1分前に駅に到着しました。
普段は領収書をもらうようにしているのですが、今日はプリントアウトの数秒すら惜しかったので丁重にお断りし、脱兎のごとくホームへ向かいました。

その甲斐あって、電車には10秒ほどの余裕を残して間に合いました。いつもの電子マネー決済なら間に合わなかったと思います。

その他、細かなメリットも

拾ったタクシーでネット決済ができると、降りるときに煩わしくないというのがおそらく最大のメリットでしょう。

ただ、それだけではありません。今回利用してみて、いくつか副次的なメリットがあることを感じました。

期間限定スタンプラリーに参加できた

アプリを用いて支払いをするということは、タクシー会社目線でいえば、「今、タクシーに乗った人がどの顧客だったか」ということを確実に把握できることになります。今までも迎車であれば把握できていたわけですが、街で拾った場合にも把握できてしまいます。
乗客目線でいうと、同じ会社のタクシーに何度も乗れば、何かサービスしてもらえる可能性が出てくるわけです。

その一例として、日本交通では2017年5月に「スタンプラリー」を実施していました。「全国タクシー」アプリを利用して日本交通のタクシーに乗ると、5回乗車、10回乗車でクーポンがもらえるというものです。

何円分のクーポンか、というのは明らかにされていなかったのですが、オットーが実際に試したところ(ということは5月に10回もタクシーに乗ったのですね…)、5回目、10回目ともに500円のクーポンでした。5回目が500円だったから10回目は1000円来ないかなーと期待したんですが。

[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_o.png” name=”オットー”] そして、もらったクーポンの有効期限が5月中。もう1回使えとな! [/speech_bubble]

迎車料金なしでもクーポンを消費できる

そしてもう1つのメリットは、クーポンをもらった場合に、これを迎車料金なしで利用できるようになった、ということです。

たとえば500円のクーポンをもらったとします。今までだと、これを消費するためにはアプリでタクシーを呼ばなければなりませんでした。日本交通の場合、迎車料金は410円なので、500円のうち410円は迎車料金に消えていきます。必ずしも迎車でなくてよい場合でも、クーポンを使いたいがために迎車することになります(そんな人が実際何人いたか分かりませんが)。

しかしこれからは、日本交通のタクシーを街でつかまえれば、迎車料金なしでクーポンを消費できます。
初乗りが410円になったので、ごく短距離だと500円のクーポンを持て余してしまう可能性もありますが(さすがにお釣りは出ません)、不要に迎車料金を支払うよりはずいぶん得です。

終わりに:タクシーのIT化は、自動運転に限らない

以上、タクシーを降りる時に支払いの手間を省けるというJapanTaxiアプリの新機能「JapanTaxi Wallet」についてのご紹介でした。

当ブログでは日本交通やその関連会社のサービス紹介が多いのですが、特に日本交通から何かもらっているというわけではなく、むしろ「交通費を何とか節約したい」という意に反して、せっせと日本交通に貢いでいる状況です。
これを読んでいる日本交通の関係者がいらっしゃったら、何か下さいと言いたいくらいです(笑)。

しかし実際に(やむなく)タクシーを多く利用していると、日本交通の便利さが際立っている、というのを強く感じるのです。

「アプリでタクシーを呼べる」というあたりから思っていることですが、タクシーにITを活用するとこんなに便利になるのか、というのが偽らざる感想です。
今や、我が家でタクシーを呼ぶときは「目的地はあらかじめ入力」「ネット決済で降車時の精算不要」というのは当たり前になっています。この2点が実現すると、子供一人でタクシーに乗っても何ら問題ないわけです。ITによってタクシーの活用の幅が広がったということができます。(蛇足ながら、実際には「キッズタクシー」という専用サービスがあります。利用体験記へのリンクを以下に貼っておきます。)

これぞ子育て支援!「キッズタクシー」に救われました
日頃からタクシーにはお世話になっている我が家ですが、今回、また新たな活用方法でピンチを脱出しました。 利用したのは、日本交通の「キッズタクシー」というサービス。子供一人でも安心してタクシーに乗せられるというものです。日常的に利用しないまでも

アプリでタクシーを呼ぶという行為は他社でも当たり前になってきました。が、そこへ今回の「JapanTaxi Wallet」です。また一歩、差別化が図られた感があります。
このサービスを実現するため、JapanTaxiではタクシー全車にタブレット端末を備え付けたわけですが、このインフラを活用すればさらに別のサービスも実現できそうです。たとえばキッズタクシーで子供向け動画を流すとか、簡単にできそうですね。

タクシー×ITというと、最近は自動運転の話題が多く出てきます。しかし実用化にはもう少し時間がかかりそうな印象です。
そんな中、既存の、いってみれば「何でもない技術」の組み合わせでもこれだけ便利なサービスを実現できるわけです。

世界的には、配車サービスの「Uber」が大流行しているようです。確かに、世界を股にかける人にとっては、共通のプラットフォームで全世界どこでもタクシーもどきのサービスを利用できるというのは便利です。
しかし、ほとんど東京(しかも都心とは言い難い住宅地)でしかタクシーを利用しない私たちからすると、Uberは割高ですし、都心部でしかクルマがつかまらないという印象があります(アプリはインストールしたものの、実際に利用していないので、あくまで印象です)。

タクシー業界ではUberを敵視しているようですが、行政の規制に頼るのではなく、日本にはタクシーアプリがあるじゃないか!と真正面からぶつかっていけば、案外勝てるのではないかと思ったりもします。日本交通に限らず、タクシー事業者の奮闘を期待します。

子サイトはじめました!
本記事をお読みいただき、ありがとうございました。

全くの素人が持ち家を売り、賃貸へ引っ越した記録を時系列でまとめたサイトを運営しています。
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