2018年1月決算はこの3銘柄! 優待を取らない逆張り投資

株主優待で年利3%

本サイトでは、クロス取引という手法を使って、ほぼノーリスクで株主優待を得る方法をご紹介しています。

これと並行して、「逆張り株主優待投資」を実践しています。説明は以下を読んでいただきたいのですが、簡単にいえば「優待銘柄を安いうちに買い、権利確定の直前に売って利益を出す」という手法で、こちらは株価変動に伴う損失リスクがあります。

リスクあり、「逆張り株主優待投資」始めました
私たちは、リスクのほとんどないクロス取引で株主優待を取るというスタンスで投資をしてきました。 が、ちょっと欲が出てきまして、「株主優待銘柄を、権利確定直前に売る」というスタイルの投資を試験的に始めてみることにしました。 今のところ好成績なの...

2017年の秋に「あわや大損」という冷や汗体験をしたため、しばらくこの投資手法から遠ざかっていたのですが、めぼしい優待銘柄のない2018年1月決算で、再びこの「逆張り投資」に挑戦することにしました。

選んだのはこの3銘柄

まずは結論から。私たちが選定したのは以下の3銘柄です。

  • スバル興業(9632)
  • オーエス(9637)
  • ながの東急百貨店(9829)

どれも地味な銘柄ですが、1月末に株式を保有していると優待を受けられ、それゆえ権利確定日直前に株価が上昇する傾向にあります。
ほかにも1月末に株主優待をもらえる銘柄はあるのですが、上記3銘柄については、過去10年以上のデータから、12月下旬に株を買えば、1月中旬には高確率で株価が上昇していることが分かっています。

過去15年の平均から、値上がり率の期待値をそれぞれ以下のように見積もっています。

  • スバル興業:180円(2.4%)(1/23売却予定)
  • オーエス:80円(2.3%)(1/11売却予定)
  • ながの東急百貨店:6円(2.9%)(1/16売却予定)

映画館の優待は人気らしい

3社のうち2社、スバル興業とオーエスは映画館を運営する会社です。言われてみれば「スバル座」という映画館の名前を聞いたことがあります。一方のオーエスは阪急系なので関西が地盤ですが、社名の由来は綱引きの掛け声だ、とWikipediaに書いてありました。冗談のようにも聞こえますが、さて。

私たちはめったに映画を見に行かないのですが、映画館の優待券というのは世間的に人気のようです。映画の券というのは昔から株主優待の定番でしたし、真面目に買うとチケットはけっこう高いので、映画好きの人には魅力的なのでしょう。

両社とも株式分割を行った直後で、2018年1月末は分割実施後初めての権利確定日となります。値動きの傾向がこれまでと違ってくるのでは?という一抹の不安はあったのですが、調べてみると実質的な優待利回りは分割後も変わらないとのことで、人気もこれまで同様かなと考えています。

地方の百貨店は意外にカタい?

残る1社のながの東急百貨店。その名のとおり、長野市内にある東急百貨店です。なぜ長野地区限定の子会社になっているのかはよく分かりませんが、地味な雰囲気は伝わってきます。

ただ、優待内容はなかなかのものです。最低単元の1000株(時価約20万円)購入で買い物1割引券が50枚もらえます。全部使い切ると5000円相当の割引になり、継続保有した場合の利回りは2.5%近くになります。しかも、割引券は長野以外の東急百貨店でも使用できるそうで、首都圏在住の人にも魅力的な銘柄といえます。

数日経過した結果:地味な値動き!

私たちの場合、ながの東急百貨店を12月19日(@205円)、スバル興業・オーエスを12月21日に(@7490円・3530円)購入しました。
正確には、12月決算分のクロス取引で資金が足りないので、とりあえず信用買いしました。資金に余裕が出たら品受し、現物株にするつもりです。

購入後数日間、株価をこまめにチェックしていますが、まあ、動きませんね。そもそも1日に何人がこの銘柄を売買しているのだろうと思います。

ただ、私たちもそうですが、株主優待目当ての投資をしている人は、12月末決算の銘柄に資金のほとんどを投下しているはずです。権利落ち日にその資金がフリーになり、その一部が1月末決算の銘柄に流れこんでくる→株価が少し上がると予想しています。

12月の権利落ちは27日。この日以降、年末までの株価変動に注目です。調子がよいようなら、年内に売り払ってもよいと思っています。

子サイトはじめました!
本記事をお読みいただき、ありがとうございました。

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