本記事は、2018年4月に起きた「日曜日ポイント10倍企画」についての変更点をまとめたものです。
しかし2020年4月ないし5月(詳細日時不明)、一連の新型コロナウイルスに紛れて、この企画自体が終了してしまいました。
以下、歴史的資料として記事自体は残しておきますが、そもそも企画自体が終了していることにご注意ください。
ここから先は2018年4月現在の情報です
2018年4月から、ダイエーでのポイントの付き方が全国的に変わっています。
最も注意すべき点は、毎週日曜日のポイント10倍企画で、WAON決済は対象外になったことです。
イオンカード決済によるときめきポイントのみ、(通常2倍のところが)10倍となります。
また、以前はWAON決済時に「電子マネーWAONポイント」が付与されていましたが、2018年4月以降、WAON決済時には「WAON POINT」が付与されます。
分かりにくい掲示が出ていた
2018年3月に入り、最寄りのグルメシティに妙なポスターが出ていました。
4月から、毎週日曜日のポイント10倍企画の対象カードが変わります、とのことでした。
写真は撮っていませんが、以下のページ(ダイエー公式サイト)に画像が残っています。
「一部を除くイオンカード」が引き続き対象になることは分かります。
しかし、3月以前と比べて何が変わったのかは明確ではありませんでした。
3月以前はWAON決済も対象だったのに、このポスターにはWAON決済に関する記載がありません。
なので、「WAON決済は対象外になるという意味か?」とは想像がつきました。
しかし店の人に聞くのも面倒なので、そのまま4月を迎えました。
やはり「WAON決済は対象外」の意味だった
4月に入るとこのポスターは撤去されてしまいました。
特に「WAONは対象外になった」という案内もありません。
また、ダイエーのウェブサイトを見ても、「ポイント10倍企画」についての記述は3月以前と変わりません。
お問い合わせフォームからダイエーに問い合わせたところ、やはり4月からWAON決済はポイント10倍の対象外になったというのが正解でした。
ウェブサイトについては「修正漏れでした」とのことで、今は正しい内容になっています。
よくあるご質問(ダイエー)
http://www.daiei.co.jp/contact/faq/index.html?no=6
下の方にある「毎週日曜日ポイント10倍の条件は何ですか」という質問をご覧ください。
「イオンカードによるクレジット支払い」が対象である、と記されています。
要注意! 日曜はWAON決済が損!
ということで、イオンカードとWAONの双方を持っている方は、ダイエーでの日曜日の買い物に注意する必要があります。
日曜日にイオンカード決済すればポイント5%還元となる一方、WAON決済だと0.5%還元にしかなりません。
月間利用ポイントやオートチャージなどを駆使しても、通常日と同じ最大1.2%還元です。
重要なので何度でも繰り返します。
日曜日にダイエーでWAON決済すると大損です。イオンカード決済をおすすめします。
「ポイント」が「POINT」に変わった
その他、2018年4月に変わった点があります。
これまで「電子マネーWAONポイント」を付与されていたのが「WAON POINT」になった、ということです。
具体的には、以下のポイントがWAON POINTで付与されるようになりました。
- WAON決済した際、200円につき1ポイント(即時)
- ダイエーでの月間WAON決済額500円につき1ポイント(事後)
前者はレシートで確認できます(後述します)。
また後者は「smartWAON」サイトなどでWAON POINTの履歴を見ると確認できます。
私たちの場合、3月のダイエー利用分として、4月9日に7ポイントが付与されていました。
元々、WAON POINT加盟店でWAON決済すると、電子マネーWAONポイントではなくWAON POINTが付与されるというのが原則です。
しかしレジシステムが古い頃は、ダイエーだけが例外で、「WAON POINT加盟店だが、電子マネーWAONポイントが付与される」ということになっていました。
レジシステムの更新により、この例外が解消されたということです。
おそらく、55歳以上云々という後付けポイントもWAON POINTになったと思われます。
身体はボロボロですが一応55歳未満なので、この点は自分の目で確認できていません。
レシートから見える「POINT」と「ポイント」
参考までに、実際にWAON決済した際のレシートをご覧ください。
一番上は、イオン株主に配付されている「オーナーズカード」の情報です。今回818円の買い物だったので、これの3%分が後で還元されます。
次に「イオンクレジット」という、一見すると妙な表示があります。クレジット決済はしていないのですが…。
これは、イオンカードをWAON POINTカードとして利用したことを示しています。
レジ袋を断ると1回につき2 WAON POINTが付与されるのですが、その付与先が、イオンカードに紐付けられたWAON POINT口座である、ということです。
その次が今回のレジ更新の肝となる、WAON決済時のポイント付与。
818円の買い物に対し4ポイントの「WAON POINT」が付与されています。「WAONポイント」ではなく「WAON POINT」であることが分かります。
その証拠に、「累計WAON POINT(センター預)」が8129Pとなっています。
エコポイント付与段階では8125Pでしたから、確かに4ポイント増えました!
エコポイントと同じところに貯まっていることが確認できます。
ちなみにWAON POINTはカード本体には貯まらず、すべてセンターの口座に貯まります。
その下はWAONのオートチャージです。
このとき利用したカードは「イオンカードセレクト」です。このカードは、WAON残高が少なくなるとイオン銀行口座から自動的にWAONへチャージする「オートチャージ」機能を持っています。
オートチャージを行っても、カード内にWAONポイントが即座に付与されるということはありません。
しかし「参考に」ということなのか、カード内に貯まっている電子マネーWAONポイント(WAON POINTではない)が345Pである、という表記があります。
最後に、ご丁寧に「WAON POINT」と「電子マネーWAONポイント」を合算したポイント数が表示されています。
8129+345=8474Pと、計算は合っています。
が、2つのポイントの違いを理解できている人は全体の何%ぐらいいるのでしょうか…。
ちなみに電子マネーWAONポイントはカード本体に貯まるのが基本です。
が、店頭以外で電子マネーWAONポイントが付与された場合、カードに直接ポイントを書き込むことができません。
このようなとき、一旦は電子マネーWAONポイントをセンターで預かります。
センター預かりの電子マネーWAONポイントは、イオン銀行ATM等の機器でカードへ書き込むことになります。
レシートには表記がありませんが、カード内の345Pとは別に、センター預かりの電子マネーWAONポイントが存在するかもしれない、ということです。ああ、ややこしい!
レジシステム更新でよくなったこと、変わらないこと
最後に蛇足ですが、レジシステムの更新で変わったことをご紹介します。
イオンカードのスキャンが1回でよくなった
大きな変化は、イオンカードのスキャンが1回で済むようになったということです。
以前、イオンカード(WAON POINTカードを兼ねる)で決済する際には、「WAON POINTカードにエコポイントを付与する」ために1回、「イオンカードでクレジット決済する」ために1回、計2回のカードスキャンが必要でした。
こんな面倒な手順ですから、たびたびエコポイントの付与忘れがありました。
そのときの話は以下の記事でご紹介しています。
それが今回のシステム更新により、カードスキャン1回で、エコポイントの付与もクレジット決済もできるようになりました。
今までの癖で2回スキャンしてしまうレジの人がいるのですが、そうすると逆にエラーが出るようです。
操作が単純になった
次に、「カードを読み取る前に、レジ係の人がボタンを押さなくてよくなった」ということが挙げられます。
だからどうしたという思われるかもしれませんが、客としても、間違い防止とスピードアップの恩恵を受けることができます。
たとえばイオン株主に配付されるオーナーズカードを利用する際、これまでだと「オーナーズカード」ボタンを押してからカードスキャンすることが必要でした。
これが今では、カードスキャンだけで「今、読み取ったのはオーナーズカードだ」と自動で認識されるようになりました。
イオンカードも同様で、何もボタンを押さずにとりあえずスキャンしておき、それからエコポイント付与なりクレジット決済なりのボタンを押せばよいようです。
見ていると、商品の登録が終わってから決済を行うまでの間、レジの人がボタンを押すのは、レジ袋不要の場合の「エコポイント」ボタン1回だけです。
レジ袋が必要なら何も押さなくてよいわけで、これなら間違えません。
WAON決済+エコポイントはカードスキャン必要
ただ、唯一残念なのが、WAON決済の際のエコポイント付与です。
WAON一体型のイオンカードでも、決済時のタッチだけではダメで、別途カードスキャンが必要です。
つまり、手順としては以下のようになります。
- エコポイントボタン押下
- イオンカードスキャン(WAON POINTカードとして)
- WAON決済ボタン押下
- イオンカードをR/Wにタッチ(電子マネーWAONとして)
1枚のカードを2回読み取らせることになります。
事情は分からないでもないのですが、何とかならなかったのでしょうか。
意外? ひっそりと電子マネー対応
そして最後に大ニュースです。
今回のレジシステム更新により、ダイエーでも交通系などの電子マネーが利用できるようになりました。
新たに利用できるようになったのはSuicaに代表される交通系電子マネーのほか、iD、QUICPayです。
また本命のWAONについても、これまでより決済にかかる時間が短縮されました。
まとめ:これでまた一歩「イオン化」
以上、ダイエーのレジシステムが更新され、ポイントの付与方法が大きく変わったという話題でした。
日曜日のポイント10倍企画が縮小されたのは残念ですが、新しいレジシステムを見ると、これまで何となくイオン系列になりきれていなかったダイエーが「イオン化」の度合いを高めたという気がします。
なお、イオン各店では「日曜日ポイント10倍」という企画を行っていません。
このまま「イオン化」が進むと、このポイント10倍企画が消滅する可能性もあります。
今回は、イオンカード決済のときだけでも企画が存続したことを喜ぶべきかもしれません。
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