9歳男子、胡麻麦茶を飲んで咳が止まらなくなった件

育児・介護
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いわゆる「トクホ」として有名なサントリーの胡麻麦茶
血圧を上がりにくくする効果があるそうです。

薬じゃないので別にいいでしょ、と思って息子(9歳)が飲んだところ、数時間後に咳が止まらなくなりました

胡麻麦茶が原因と特定できたわけではありませんが、参考事例としてご紹介します。

くじを引いたら胡麻麦茶が当たった

我が家の大人は概して不健康ですが、血圧に関しては特に問題がありません。

ということで、サントリーの「胡麻麦茶」とも全く無縁でした。

しかし5月中旬の夕方、セブンイレブンで「700円購入ごとに1回くじ引き」というのをやっていて、ムスコーがこれを引いたところ、よりによって胡麻麦茶を引き当てたのでした。

夕方飲んだら、夜中に咳が…

自分でゲットしたからには!と、ムスコーは帰宅してさっそく飲んでいました。

オットーは結局一口も飲まなかったのですが、9歳でも結構飲みやすい味だったそうです。
このへんはさすがサントリーといいますか。

ところがその日の夜22時過ぎ、布団の上で寝付けずにゴロゴロしていたムスコーが、徐々に咳き込み始めました

大抵、ムスコーの咳は鼻水からくるものです。
水っぽい鼻水が喉の方に落ちてきて咳が出る、という具合。

しかし今日は鼻水の出ている気配がなく、おや?と思いました。

日が変わるころ、咳はどんどん激しくなってきました。

実はムスコーは、一年の大半の期間、花粉症の薬を飲んでいます。
その中には「アレロック」という、アレルギーの諸症状を抑える薬が含まれています。

たまたまこの日の晩は薬を飲み忘れていたので、それが一因かもと思って薬を飲ませたところ、しばらくして咳は落ち着き、ムスコーもすぐ眠れたようです。

翌日午後、再び

話はこれで終わりません。

朝起きると、テーブルの上に飲みかけの胡麻麦茶がありました。

これを見つけたムスコー、起き抜けにまた飲みました。
昨日も今日も、量にして150ml程度と思われます。

そしてその日の午後、再び咳が始まりました

この日は朝にばっちりアレルギー薬を飲んでいましたが、1日2回なので、次の服薬は夕食後まで待たねばなりません。

咳が治まらないので、夕方、ちょっと早めにアレルギー薬を飲んだところ、徐々に咳はおさまりました

考え得る原因は?

さて、何気なく胡麻麦茶のパッケージを見たオットーは、気になる注意書きを見つけました。

稀に咳が出る場合がある」と書いてあるのです!

「稀に」という表現からは「滅多にない」という印象を受けますが、ちょっと気になってきました。

これをふまえ、今回の咳の原因を以下の3つのいずれかと推定しました。

  1. 胡麻麦茶の副作用により咳が出た
  2. 実はムスコーが胡麻アレルギーだった
  3. 胡麻麦茶は無関係で、何かの花粉に反応した

今に至るまで、この3つの推定原因のいずれも、完全には棄却することができていません。

 

ただ、花粉に関しては、その後同様の咳が全く出ておらず、くしゃみや鼻水もほぼ皆無です。

また、胡麻アレルギーの有無に関して、過去に検査したことはありませんが、今まで胡麻を食べて具合が悪くなったことはありません。
ムスコーは胡麻が嫌いなので、多量に摂取した経験はありませんが、冷しゃぶのごまだれは好きなようで、何度か食べたことがあります。
また、積極的に除去しているわけではないので、少量の胡麻は日常的に口にしていると思われます。

 

ということからすると、消去法で「胡麻麦茶自体の副作用」ということが疑われます

お客様センターへの問い合わせ結果

気になったので、お客様センターに問い合わせてみました。

全文引用は避けますが、「稀に咳が出る」という注意書きの意味は分かりました。

胡麻麦茶の成分は、プラジキニンという物質の分解を防ぐ効果があるそうです。
プラジキニン自体は、元々体内に存在するものです。

プラジキニンは血圧調整に関わる一方、咳の原因にもなる物質だそうです。

これの分解が妨げられたので、咳が出る場合がある、とのこと。

広くいえば胡麻麦茶の副作用ですが、胡麻麦茶に含まれる成分自体が咳を引き起こしているわけではないということですね。

「子供にお薦めしません」の真意は?

また、これは若干衝撃的だったのですが、お客様センター曰く

本商品は成人向けに開発して消費者庁の許可を取得した飲料のため、お子様にはお薦めしていない商品でございます

だそうです。

確かに、「お薦め」されているのはオジサン世代ですよね。

ただ、いくら成人向けのトクホとはいえ、普通にコンビニで売っているお茶ですし、「15歳未満飲用不可」といった積極的な注意もありません。
大人が買ったついでに子供が飲むというシチュエーションは十分あり得ます。

「お薦めはしていません」という表現からは、「飲んじゃダメとは言っていません」という意図が読み取れます。
が、暗に「普通、子供には飲ませないでしょ」と言っているのでは?と勘ぐってしまいます(たぶん気のせいです、はい)。

結論と、トクホ嫌いの独り言

ということで結論は出なかったのですが、「胡麻麦茶で咳が出る」という副作用が存在し、その発生メカニズムまでは分かりました。

以上をふまえて、子供に胡麻麦茶を飲ませるかどうかは、各自ご判断ください。
ただし、サントリーは「お薦めしていない」と言っていますし、私たちも薦めません。
(大人はご自由にどうぞ)

トクホに対する違和感

以下はオットーの個人的見解(ほぼ独り言)ですが…

トクホ、嫌いなんですよね。

 

食品添加物一般に関しては、そこまで神経質なほうではありません。
むしろ日々の食卓がセブンイレブンのお惣菜で満たされている感があり、添加物的にはあまりよろしくない状況だと思います。

ただ一般的に、食品添加物というのは「裏方」であって、使わないにこしたことはないが、コスト面等の理由でやむを得ず添加しているという位置付けかと思います。

それがトクホの場合、何らかの健康不安を緩和するために、積極的に不自然なものを添加しているわけです。
(そうでないトクホもあるかもしれません。たとえば、お茶を通常の3倍の濃さで出しただけなのに血圧が下がる飲料とか。その節はすみません。)

そして、それを積極的に選んで買い、摂取するわけです。
そこに何となく違和感を覚えます。

 

トクホは、身体にいい成分が添加されているんだからいいじゃないか!
一般の食品添加物なんか身体に悪いだけだぞ!
そう言われると反論できません。

しかし、一見ふつうの食品、ふつうの飲料の中に「本来ない成分」が混ざっており、それを積極的に摂取するという行為が、どうも引っかかります。

そこまでして健康になりたくないよ、と。

 

まあ、「赤いコーラか黒いゼロコーラか」という程度の、他愛もない論争ですかね。

普段以上のお目汚し失礼しました。

子サイトはじめました!
本記事をお読みいただき、ありがとうございました。

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