DSDVで楽天モバイルのキャリア決済は使える?使えない?

雑多な情報

Google Playストアでアプリ等を購入した際の代金決済方法として「携帯電話会社を通じて支払う」というものがあります。
いわゆる「キャリア決済」です。

楽天モバイルでもキャリア決済を利用できるのですが、私はDSDV(DSDS)端末に楽天モバイルのSIMを挿しているため、利用するまでにかなり苦労しました。
しかも、気付くと「使用不能」という状態になっています。

実験を重ね、「どうしたら使えるようになるか」ということが分かってきましたので、同じ悩みを抱える方に向けてご紹介したいと思います。

最初に書いておきますが、私の使っている端末はシャープのSH-M12(SIMフリー)です。NTTドコモ純正と楽天モバイル(MNO)の2枚のSIMを挿しています。
以下に記す内容は「機種依存」あるいは「携帯電話会社依存」の可能性があり、あなたの環境では再現しないかもしれません。

楽天モバイルのキャリア決済のメリット

楽天モバイルでは、Google Playでのアプリ等購入代金を「同社の携帯電話料金と同じ支払い方法」で支払うサービス「楽天モバイルキャリア決済」を提供しています。

ネット上で検索すると「サポートの劣悪な楽天モバイルで、利用限度額が20万円と高額なので、万一の不正利用が怖い」といった否定的な意見もいくつか見かけました。

しかし一方で、2021年8月現在では経済的なメリットがあります。

  • キャリア決済利用額の10%を楽天ポイントで還元(期間限定・終了日未定)
  • キャリア決済を月2000円以上利用すると、当該月の楽天市場での買い物がポイント+0.5倍

特に前者はメリットが大です。

実質的に毎日10%還元(さらにクレジットカードのポイントも付与される)ですから、高額の利用になればなるほど「多少設定が面倒でも、楽天モバイルキャリア決済にしようか」と考えたくなります。

Google Playストアの支払い方法としてはコンビニ等でプリペイドカードを購入する方法もあり、時々「今なら○○コンビニでカードを買うと×%還元」といったキャンペーンも見かけます。10%を上回る還元額の時もあるでしょう。
しかし、カードを買いに行く手間もなく、常に10%還元というのは相当魅力的ではないでしょうか。

DSDV端末では利用できない?

これまで私はGoogle Playストアで買い物をしたことがほとんどありませんでした。

しかし最近、とあるアプリの利用料の支払いを月払いから年払いに変更するため、Google Playストア経由で支払うことになりました。
具体的には「年に1回、約5000円分の定期購入」で、これを楽天モバイルキャリア決済で支払おうと思いました。

そこで早速、楽天モバイルキャリア決済をセットアップすることにしたのですが、一筋縄ではいきませんでした。

楽天モバイルが選択肢にない

Google Playストアアプリの「お支払いと定期購入」→「お支払い方法」を選択すると、下部に「楽天モバイル 払いを追加」という選択肢がある…はずなのですが、これがないのです。
代わりに「NTT DOCOMO 払いを追加」という候補が出ています。

冒頭に書いたとおり、私の端末(SH-M12)には「NTTドコモ」「楽天モバイル」の2枚のSIMが入っています。
また使用するSIMの設定は、通話・SMSがドコモ、データ通信が自動選択(楽天モバイル優先)となっています。

このような状況では、いわばサブである楽天モバイルのキャリア決済は利用できないようです。
一方、メインであるNTTドコモのキャリア決済は利用できます。

何の設定を変えればよいのか?

では、何の設定を変えると、NTTドコモではなく楽天モバイルのキャリア決済を利用できるようになるのでしょうか?

結論からいうと、以下のことが分かりました。

  • キャリア決済に使えるのは、デフォルトで通話に使用するSIM
  • 通話の設定が「毎回確認」になっていてデフォルト値がない場合は、SIM1スロットのSIM

SMSやデータ通信の設定は、キャリア決済の判定には用いられないようです。

ただし楽天モバイルキャリア決済の場合、セットアップの過程でSMSを1通送るという仕様のため、セットアップの段階でSMSの設定を「楽天モバイル」もしくは「毎回確認」にしておかないと、正常にセットアップが完了しないと思われます。

楽天モバイルの電話番号からSMSを送る際、「Rakuten Linkアプリ」を使用すると、データ通信回線経由でSMSを送るため、データ通信回線が楽天モバイルでなくてもOKで、かつ無料です。
しかし、楽天モバイルキャリア決済のセットアップ時に送信するSMSはRakuten Linkアプリを利用しない仕様であり、楽天モバイル回線の(通常の)SMSとなります。ゆえに1通3円かかります

実践:DSDV端末で楽天モバイルキャリア決済をセットアップする

ということで、あらためて楽天モバイルキャリア決済をセットアップしてみます。

まず、SIMの「通話の設定」を「楽天モバイル」にします。
楽天モバイルのSIMがSIM1スロットに入っている場合には「毎回確認」でも構いません。

また同時に、「SMSの設定」も「楽天モバイル」もしくは「毎回確認」にしておきましょう。

以上の設定を済ませたら、念のため端末を再起動します(実際にはGoogle Playストアアプリの再起動で足りると思います)。

OSが立ち上がったところでGoogle Playストアアプリを起動し、「お支払いと定期購入」→「お支払い方法」を選択すると、下部に「楽天モバイル 払いを追加」という選択肢が出ているはずです。

これを選択すると「楽天モバイル のキャリア決済を有効にしますか?」という画面が出てきます(アプリがスクリーンショットを許可していないようなので、以降は写真を撮りました)。

「有効」ボタンを押すと、SMSの設定を「毎回確認」にしていたので、どのSIMでSMSを送るか尋ねられました。
もちろん、楽天モバイルを選択します。

すると、「アカウント確認用テキストを 楽天モバイル に送信しています」とのメッセージが表示され、裏でSMSが送信されます(写真を撮ったのですがピンボケだったので割愛)。

これで晴れて、楽天モバイルキャリア決済が利用できるようになりました。

通話の設定が時々チェックされる!

ただし、これで安心してはいけません。

先ほど、通話の設定を「楽天モバイル」あるいは(SIM1に楽天モバイルのSIMを挿した上で)「毎回確認」に設定したと思います。

この設定を変更すると、楽天モバイルキャリア決済が「使用不能」になってしまうのです!

気付いたら「使用不能」の怪

前述のとおり私は、とあるアプリの使用料をGoogle Play決済にしようと考えていました。
7月初旬に初回の課金があるので、6月末に楽天モバイルキャリア決済のセットアップを済ませました。

そして7月初旬。
ついに課金のタイミングとなり、Google Playストアアプリから支払いの設定を行おうとしたところ、1週間ほど前に設定したはずの楽天モバイルキャリア決済が「使用不能」という状態になっていました。

えーっ!

消してやり直すしかないのか?

使用不能と言われたので、セットアップ済みの(使用不能になっている)設定を一旦削除し、あらためてセットアップし直すことにしました。

当時の私は「どうしたら使用不能になり、どうしたら使用可能になるのか」ということを把握しておらず、「とりあえず、使えなくなってしまったものは消そう」と思って消したのですが、実は削除する必要はありませんでした。詳しくは後述します。

さて削除の方法ですが、Google Playストアアプリの「お支払いと定期購入」→「お支払い方法」を選択し、メニューの一番下にある「お支払いに関するその他の設定」を選択すると、ウェブブラウザに移行して以下の画面が開きます。

削除を選択すると、設定済みの定期購入がある場合、別の決済手段の選択を求められます。
その後、セットアップした楽天モバイルキャリア決済の設定が消えます。

 

ここから先は、前に説明した方法で最初からセットアップをやり直したわけですが、手間もさることながら、余計に3円払うのかよ!ということに落胆しました。

前述のとおり、楽天モバイルキャリア決済はセットアップの際にSMSを送信するので、通信料として3円(+税)が必要なのです。
手続きがやり直しとなると、また3円支払うことになります。
ポイント10%還元という経済的利益のためだけに面倒な手続きをしているのですが、SMSの送信料を無駄に払うのでは利益が減殺されてしまいます。

とはいっても、決済する金額は約5000円、その10%は500円。余計に3円支払ってでも500円を得る方がよいので、仕方なくまた、楽天モバイルキャリア決済のセットアップを行いました。

 

定期購入の支払い方法を「楽天モバイル払い」に設定し直して一息ついたのですが、ここで想定外の事態が発生!
何と、当該アプリに「1ヶ月間無料お試し」という特典がついており、7月初旬だと思っていた課金は8月初旬に延びたのです。
アプリ自体は前から利用しており、今回は支払い方法を変えただけなのですが…

そして数日後、ふとGoogle Playストアアプリを開いてみると、案の定、楽天モバイルキャリア決済は「使用不能」となっていました。

まただよ…

セットアップ時の設定を維持すれば、使用不能にならない

単発購入であれば、購入直前にキャリア決済をセットアップするところです。
これならさすがに、使用不能になる前に決済できるでしょうから。

しかし、今回支払う5000円は「定期購入」という扱いなので、事前に(決済日より前に)支払い方法を登録しておかないといけません。
また、正確な決済日もよく分かりません。無料体験1ヶ月とは何月何日までなのか? 無料体験終了日に決済されるのか、翌日に決済されるのか?等々、細かな疑問があるわけです。

結局、大事を取って、「決済予定日の数日前」に再び、楽天モバイルキャリア決済をセットアップすることにしました。
今度こそ、これが「使用不能」にならないよう維持したい!

実は、使用可能な状態を「維持する」という発想自体が不要だと後に気付くのですが、この時は「一度使用不能になったら、削除して再セットアップするしかない」と思い込んでいました。

以前のセットアップ時には、手続きが終了するとすぐ、通話・SMSの設定を「NTTドコモ」に戻していました
おそらくこれが「使用不能」の原因だな、と想像がつきました。

ということで今回は、セットアップ終了後も、通話・SMSの設定を「楽天モバイル」のままにしておきました
時々はNTTドコモ回線で電話をかけることもありますが、その際だけ通話の設定を「NTTドコモ」に変更し、通話が終わり次第また「楽天モバイル」に戻すことにしました。正直、かなり面倒でした。

私はSIM2スロットに楽天モバイルのSIMを挿していたのですが、これをSIM1スロットに移した上で通話の設定を「毎回確認」にすると、面倒がちょっと減ります。
ただ、この方法に気付いたのは、定期購入の用事がすっかり済んで、本記事を執筆する直前でした…。

使用不能になっても、回復できる!

上記の方法で何とか使用可能な状態を維持し、8月上旬に決済は無事済んだのですが、この記事を書きながらふと思いました。
「設定がおかしくなっていること」をチェックされる頻度はどの程度なのだろう?と。

何となく「数時間もしくは数日」程度かなと思っていたのですが、いろいろ実験していくと、Google Playストアアプリで「お支払い方法」の設定を表示すると、ほぼ毎回チェックが入ることが分かりました。

短い間に何度も上記操作を行うと、チェックが省略されることもあるようです。
この場合でも、Google Playストアアプリを一旦終了(実行中のアプリ一覧を出してGoogle Playストアアプリを明示的に終了)し、アプリを再起動すると、確実に再チェックが入るようです。

この実験をやりながら、ふと気付きました。

今まで、「使用不能」となったら回復不可能だと勝手に思っていたけれど、SIMの設定を直せば、セットアップをやり直さなくても、再び使用可能な状態に戻るのでは?

結論からいうと、この予想は正解でした。

つまり、「使用不能」となった場合、SIMの通話設定を楽天モバイルに戻すなどして、その後Google Playストアアプリを再起動すれば、それだけで楽天モバイルキャリア決済が使用可能な状態に戻ります。

短期間での実験なので、たとえば使用不能が1年以上継続してから上記操作をして、本当に使用可能な状態に戻るのかは検証できていません。情報がありましたら是非お寄せください。

何だ、これなら決済直前に設定を一時的に変更し、決済が終わったら元に戻せばよかったんだ…。

ただ定期購入だと、決済日の何時に決済が行われるか分かりませんし、決済のどの程度前にチェックが行われるか(あるいは全く行われないか)分からないので、決済予定日のしばらく前からは「楽天モバイルキャリア決済が有効な状態」を維持するのが無難かと思います。

複数台持ちと考えれば分かりやすい?

その後、引き続き調査していたら、以下のような記事を見つけました。

1つのGoogleアカウントで複数台(複数社のSIM)のスマートフォンを運用している場合の話が下の方に載っていますので、核心部分を以下に引用します。

キャリア決済はキャリア決済を有効化した電話番号のSIMカードを挿入した端末でのみ利用できるという制約がある

たとえ楽天モバイルのSIMが端末Aでアクティブであったとしても、NTTドコモのSIMが入っている端末Bでは、楽天モバイルキャリア決済は利用できないということです。

DSDV(DSDS)端末は、上記でいう「端末A」と「端末B」が1台にまとまった特別な場合と考えることができそうです。
なので、SIMの設定を変えれば「使用不能」となったキャリア決済が再び使用可能になることも理解できます。

定期購入の決済はどうなんでしょうね。決済のタイミングで、当該SIMがアクティブになっている必要があるのかないのか?

まとめ

DSDV端末(少なくともSH-M12)で楽天モバイルキャリア決済を利用したい場合には、以下の2点を守る必要があるようです。

  1. SIMの「通話の設定」を以下のいずれかにする
    • 通話の設定「楽天モバイル」
    • 楽天モバイルのSIMをSIM1スロットに入れた上で、通話の設定「毎回確認」
  2. 楽天モバイルキャリア決済を新規にセットアップする際には、SIMの「SMSの設定」を「楽天モバイル」もしくは「毎回確認」にする

以上2点を守らないと、「楽天モバイルキャリア決済のセットアップができない」「セットアップが完了しても使用不能になる」といった事態に陥ります。
ただし、使用不能になったとしても、上記条件1を満たした上でGoogle Playストアアプリを再起動すれば、再び楽天モバイルキャリア決済を利用できる状態になると思われます。

デュアルSIMを意識したサービスになってほしい!

楽天モバイルに限らず、キャリア決済はSIMカードをユーザ認証の手段にしているため、どうしてもチェックが厳重になるということは理解できます。

ただ、デュアルSIM端末が一般的になっている今日、「通話に使用しない側のSIM」についても、「そこにSIMが挿さっていることのチェック」対象に加えてほしいと思うところです。

そうなっていない現状では、本記事に書いたような注意点を十分承知した上で、相応のメリットがある場合にのみ利用する、ということになるのでしょう。

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