我が家ではヨドバシカメラの通販「ヨドバシ・ドット・コム」を愛用しています。
家電はもとより書籍や文具など小物に至るまで、かなり多用しています。
ところが今回、ヨドバシ・ドット・コムではなく、あえてヨドバシカメラの店頭で商品を直接注文したところ、幸運が重なり、ヨドバシ・ドット・コムからの注文より3000円もお得になりました!
これだけ通販が発達しても、安値を狙うなら、家電製品の購入は店頭のチェックが欠かせないのだな、と思わされました。
ヨドバシ・ドット・コムが超絶便利
数年前からヨドバシ・ドット・コムを愛用しています。
家電はもとより、ちょっと珍しい電池や文具など、探すと意外に見つからないもののの品揃えが充実しているのが便利です。
その上、発送手段を選ばなければ少額でも実質送料無料で、さらに原則翌日配送(うまくすれば当日配送)ときています。「買おうかな」と思ってから注文するまでのハードルが非常に低い印象です。
店に行くときも、まずはネットで注文
さらに、通販で届けてもらうこともない小物、あるいはとにかく急ぎで入手したい商品については、「ネットで申し込んで店舗で受け取る」というサービスもあります。
その店舗に在庫がなければ取り寄せてくれます。また、異なる売り場の複数商品を1箇所で受け取れるので手間が省けます。
そして、場合によってはネットからの申し込みにより値引きになってしまうこともあるのですから、ヨドバシ・ドット・コムのチェックは欠かせないといえます。
これについては以下の記事に書いたとおりです。
そんなわけで、何か買い物をする際にはヨドバシ・ドット・コムを必ずチェックする習慣がついてしまいました。
電子レンジが壊れた!
さて2018年の5月の連休、突如我が家の電子レンジ(シャープ製)が故障しました。
朝、冷凍のご飯を温めようとすると電子レンジの電源が入らないのです。
違うコンセントから電源をとっても状況は変わりません。
電源系統の接触不良あるいは電子基板まわりの不具合ではないかと思います。
この電子レンジは妻が実に16年前に購入したものなので、さすがに寿命だと思われます。
修理は考えず、即座に買い替えを決断しました。
そうと決まれば急いで購入しなくてはなりません。
何せ最近の我が家はセブンプレミアムの冷凍食品や冷蔵食品に頼り切っており、電子レンジのない生活は考えられなくなっています。
のんびり機種選定している暇もなく、使い慣れているシャープ製で最近のモデルを探すことにしました。
電子レンジとオーブンがあれば、それでいい
やや話が逸れますが、電子レンジの機種選定について、参考までにメモしておきます。
我が家でオーブンレンジを使うといえば、99%が電子レンジ機能です。ですから、電子レンジ機能がしっかりしていないと困ります。具体的には最大出力が何Wなのか、また温め状況を把握するセンサーの性能はどうか、といった点です。
オーブン機能はほとんど使わないのですが、年に1回や2回、凝ったものを作りたくなるときがあります。
なので一応はほしいと思います。ただ、多機能である必要はありません。
また、今回壊れた電子レンジは比較的小型(23リットル)でした。
現状より大きくなると置き場所に困ります。
この点で上位機種は軒並み選択肢から外れます。
現行モデルの他に、型落ちも探してみる
ということで、シャープの現行モデル(2017年モデル)ではRE-V80Aを第1候補として選定しました。
また、このモデルの1世代前がRE-SS8D、さらに1世代前と思われるのがRE-SS8Cで、このあたりまでは通販で購入可能な状態だったので、候補に追加しました。
電子レンジはいわば「枯れた商品」で、一応は毎年のように新製品が出ているようですが、前モデルとの違いはほとんどないことがよくあります。
それでいて、型落ち品は安く買えることが多くあります。今回だと、現行モデルのRE-V80Aは安くても25000円前後である一方、2世代前のRE-SS8Cだと実質2万円未満で購入できる店が複数ありました。
珍しく大幅に進化していた!
ということで、一時はRE-SS8C購入を決意したのですが、調べていると重要な情報を発見しました。
最新モデルのRE-V80Aには、それまでなかった赤外線センサーが追加搭載されているというのです。
赤外線センサーは温めている食品の温度を正確に測定するためのもので、電子レンジの「自動あたため」機能の出来を大きく左右するものです。
シャープもようやく、このクラスの機種に赤外線センサーを搭載する気になったようです。
使い道のないオプションが増えたのならともかく、核となる機能が向上したのですから無視できません。
実勢価格に数千円の差がありましたが、最新のRE-V80Aを買うことに決めました。
安くはないが、納期でヨドバシ・ドット・コム
機種が決まったところで、まずチェックしたのが、いつものヨドバシ・ドット・コムです。
実は当日未明にヨドバシ・ドット・コムでムスコーの文房具を注文したばかりで、どんだけ利用してんだよ!と自分で自分に突っ込みを入れました。
ヨドバシ・ドット・コムでは通常、型落ちモデルをほとんど売っていません。
また、台数の出る売れ筋の家電製品には、高くもなく安くもなく、中庸な価格がついています。
予想通り、RE-V80Aの価格は「それなり」で、ヨドバシ・ドット・コム価格は税込み31450円(+10%ポイント還元)でした。実質28500円程度です。
当日~翌日配送の安心感がありがたい
ということで、ヨドバシ・ドット・コムの価格は正直言ってそれほど安くありませんでした。
しかし、連休中という最悪のタイミングに翌日配送を確実に行ってくれる販売店は多くありません。
Yahoo!ショッピングで何店か当たってみましたが、「一部商品の発送は休止」「電話受付は休止」といったところが多く、確実に今日中に発送してもらえるのかは判然としません。
結局、納期まで勘案すると通販ではヨドバシ・ドット・コムに勝る選択肢がなく、ヨドバシ・ドット・コムで購入することを決意しました。
「通販価格>店舗価格」だとどうなる?
ところでヨドバシ・ドット・コムでは、通販価格と店舗価格に差がある場合があります。
これまでの経験では、通販価格より店舗価格の方が高いことばかりでした。たとえば以下のような例です。
しかし今回は電子レンジです。通販より店頭の方がむしろ安いことが考えられます。
これまでヨドバシ・ドット・コムで購入してきたのは、主に文具や小物など、競合他店との激しい価格競争にさらされていない商品でした。
都心の一等地を占有しているわりに少額で、かつ回転率の悪い商品が、通販価格より高く売られていることは不思議ではありません。
一方、電子レンジは折込チラシの目玉商品になるような、価格競争の最前線にある商品です。
近くにある競合他店の価格によっては、その店独自の判断で値段を下げざるを得ない状況にあります。
店舗価格をネットでチェックできる!
そこでヨドバシ・ドット・コムを利用し、何気なく各店舗の在庫を調べてみると、なんと各店舗の実売価格が見えてしまうのです!
購入したい商品のページを開き、右サイドにある「在庫のある店舗」というリンクを開くと、在庫の有無とともに各店の販売価格が表示されます。
多くの店舗ではヨドバシ・ドット・コムと同じ31450円で販売しているようでしたが、一部の店舗ではヨドバシ・ドット・コムより1割近く安い28800円で販売されていることが分かりました。
これは有用な情報です。店に出向けば安く買える、ということが机上で分かるのですから!
ちなみに、上記画像をキャプチャした数時間後に同じ画面を表示すると…
新宿でも28800円に値下げしました。
その日の客の入りも見ながら、随時価格を見直しているんでしょうね。
さらに言うと、開店前の段階(未明)では全店が31450円でした。
ともかく、自宅最寄り店舗では28800円で買えることが分かったため、店舗に出向くことを決意しました。
我が家には自家用車がないので、いざとなれば電車と自転車で持ち帰ればいいや、と思って出かけました(が、実際に箱を見て無理だと悟りました)。
ネット注文すると高くつく!?
店頭価格のほうが安いのですから、ヨドバシ・ドット・コムで「購入予約」していく必要はないのですが、少しでも時間の節約になればと思い、いつもの調子で「ネット注文→店舗で受け取り」の流れを実行しました。
ところが今回、この流れで操作を進めていくと、店舗で受け取りを選択しても、商品の価格が通販価格31450円のままになっています。
これだけを見ると、ヨドバシ・ドット・コムで注文して店舗で商品を受け取った場合、店舗で直接購入するより高くつくように見えます。
実際には、店頭価格のほうが安い場合、自動的に店頭価格が適用されるはずです。
しかし、そうと分かっていても不安ですよね。
この価格表示、システムの改善で何とかならないのでしょうか。
直接売り場へ行ってみたら…
結局、今回は事前に注文せず、直接店舗で注文し購入することにしました。
来店後、さっそく調理家電コーナーへ出向きます。
最近、ヨドバシカメラに来店しても受け取りカウンターに直行してばかりだったので、これだけでも面倒だと思ってしまいます。
価格は調べたとおり。しかし…
在庫表示で「展示あり」となっていただけあって、購入予定の機種はしっかり展示されていました。
値札を見ると確かに28800円となっています。
が、その脇に「3000円引き」という意外な表示が。
タイミングよく来てくれたシャープの販売員さんに、「3000円引きした結果が28800円なのか?」と尋ねたところ、「28800円からさらに3000円引き」であることが判明。
ネットでもここまでは分からなかった!
28800円でも買うつもりではありましたが、文句なしの即決です。
店舗購入は配送が独特
ただ、通販と違って、店頭で購入すると配送に一癖あります。
これは「ネットで申し込んで店舗で受け取った商品を配送してもらう」場合も同様です。
まず、店頭からの配送は有料となることがあります。
これを回避する方法として、手持ちのスマートフォンに「ヨドバシ」ゴールドポイントカードアプリを入れておくという方法があります。
この画面を提示することで、当面は店頭でもネット同様に全商品が無料配送となります。
また、通販であれば(我が家の場合)ほぼ例外なくゆうパックで届きますが、店舗からの配送だとヨドバシ独自の配送網で届きます。
配達時間指定はできますが、時間帯の区分は宅配便より若干大まかになります。
不在時の再配達も、宅急便やゆうパックのように至れり尽くせりではないと思われます。
一般的な通販の受け取りとは緊張感が違います。
さらに、ある時間帯に配達希望が集中すると、そもそも配送を受け付けてくれません(時間帯を変える必要があります)。
結果的には、配送も通販よりよかった
当初「連休で混雑しているので、明日じゅうの配達も確約できません」と言われてガックリきたのですが、予約状況を調べてもらったところ当日配送も可能と分かり、最終的には「今日の18時以降配達」という絶好の条件を手に入れることができました。
「電子レンジのない生活」が1日短くなるのは大助かりです。
20分ほどで全ての手続きが済み、その日の夕方、確かに電子レンジは自宅にやってきました。
18時以降の配達に対し、17時45分ごろに配達員さんから電話が入り、「ちょっと早いけどいいですか?」とのこと。
あわてて買い物を切り上げて17時55分ごろ帰宅すると、軽ワゴンが家の前で待っていました。
宅配便と勝手は違いますが、正確さや気配りは宅配便と同等以上だと感じました。
まとめ:今でも、安値は足で探すべし
以上、ヨドバシカメラの店頭に出向いたら3000円引きキャンペーンをやっていた、という一件でした。
家電店によく行く人なら「そんなの当たり前じゃないか」というところかもしれません。
しかし、圧倒的な便利さ、そして意外な安さですっかり通販にハマってしまった私たちは、そもそも店舗に行くという発想がありませんでした。
メジャーな家電製品を安く買いたいのなら、通販全盛のこの時代でも、一度は実店舗に行ったほうがいいのかも。それが今回得た教訓です。
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