オットーはかれこれ5年以上も電動アシスト自転車を酷使しています。
走行距離計はついていませんが、1日平均7kmは走るので、すでに12000km以上も走っている計算になります。
6年目となる2017年4月、前輪、後輪が相次いでダメになりました。
症状は同じで、チューブではなくタイヤが破けるという重度の故障です。
ただ、前兆はあったので心の準備はできました。
今回分かったことは、タイヤにたんこぶ状の膨らみができたら危険だということです。
わずか数日でタイヤの破裂に至ることもあります。
後輪から異音が…原因は「たんこぶ」だった
3月のことだったと思います。
オットーの愛車であるヤマハPASから変な音がします。
走っているとキュッキュッという摩擦音が出るのです。
速く走れば音の出る間隔が短くなること、またゴムが何かと擦れている音のように聞こえるので、タイヤと何かが接触しているのだろうという予想はつきました。
が、しばらくの間、原因を見つけられずにいました。
1週間ほど放置していましたが音はいっこうに消えず、あらためてタイヤを確認したところ、タイヤの一部がたんこぶのように膨れて変形していました。
気になって調べたときには破裂寸前!
なぜ、タイヤにたんこぶができたのか?
そのときは深く考えず、中のチューブの形がおかしくなったのかな、と思っていました。
自転車で出かけた先で少し暇ができたので、ネットでタイヤの膨らみについて調べてみました。
いくつかそれらしき情報はヒットしたのですが、どうもタイヤ自体の寿命のようだ、ということが分かりました。
納得いかないながらも、あらためてタイヤを見てみました。
たんこぶは驚くべき変化を遂げていました!
ご覧のとおり、中から繊維のようなものがはみ出しています。
素人目にも「これはタイヤ交換必須だね」と思える状況です…
幸い、間近に自転車屋があり、1時間ほどでタイヤ交換してくれるというので、さっそく交換してきました。
6000円近い出費となりましたが、同時に整備もしてくれたので、実に滑らかな走り心地になりました。
渋くなっていたカギも元に戻りました。
数日後、まさかの前輪も…
後輪をタイヤ交換して一安心、と思ったら続きがありました。
今度は前輪がガタガタいうのです。
タイヤが1回転するたびに段差を乗り越えるような感覚があるので、原因の特定は容易でした。
予想どおり、前輪にもたんこぶができていました。
後輪のときは2週間ほど耐えたので、修理は週末まで待とうと思い、何とか我慢して迎えた金曜日。
朝の通勤時点でタイヤからはすでに繊維がはみ出ており、明日は必ずタイヤ交換するぞ、と思いながら自転車置き場に入庫しました。
この日はムスコーを学校まで迎えに行くため会社を早退し、ギリギリのタイミングで駅の自転車置き場に行きました。
もしや…と思って前輪に目をやると、そこには無残な姿がありました。
駐輪中に前輪は力尽きて裂け、空気が抜けていました。
前輪の異変に気付いてから1週間足らずのことでした。
歩いたのではお迎えに間に合わないタイミングです。
仕方なく自転車にまたがり、ゴツンゴツンという音を出しながら学校へ向かったのでした。
その後、自転車屋に直行したことは言うまでもありません
空気の入れすぎが原因だった?
パンクならともかく、タイヤが破裂するというのはオットーには経験がなく、しばらく原因を考えていましたが、一つ心当たりがあるとすれば「空気の入れすぎ」です。
電動アシスト自転車は車体が重いうえに、つい最近まで20kgほどの子供を乗せていたので、タイヤには負担がかかりますし、漕いだ感じも(電動アシストはありますが)重々しいものでした。
一方、自転車屋へ行ってセルフの空気入れ器で多めに空気を入れると、漕いだ感じが相当軽くなります。
空気の入れすぎでタイヤが傷むかどうかは分かりませんし、そもそも空気を入れすぎていたかどうかも分かりません。しかし思い当たることといえばその程度です。
終わりに:修理はお早めに
以上、タイヤが破裂するという珍しいことを連続で経験した話でした。
自転車といえど車両であり、そこそこスピードも出ますので、異変に気付いたら早めに自転車屋に持ち込むのが鉄則だと思いました。
コメント
バルブの詳細が全くもって解からないのですが、子供乗せ一般車だとすると英式バルブ(ダンロップ)ですかね?まず、英式バルブでの空気の入れ過ぎとの推察がありますが、英式の虫ゴムだと精々5.5BARあたりで破裂してしまいます。5.5BAR程度でタイヤは先ず傷みません。
それともう一つ蛇足ですが、英式バルブ(スーパーバルブも含めて)構造上の制約で正確な空気圧は測れません(笑 米や仏式は測れます。
仏バルブの様に6.2〜8.6BARの高圧で運用していて、道端で何かしらのヒット!したのならありあえますが、おそらく貴女のケースでは空気圧の問題でなくてタイヤの素材の経年劣化だと思います。特に露天での保管の場合、紫外線の直接的、輻射的な照射によってタイヤは著しく劣化します。
統計を取ったわけではありませんが、屋外保管の場合は気温差や結露、様々な要因も相まってタイヤは最低二年、チューブは一年での交換が望ましいです。
ちなみに、実をいうと自転車は屋外での保管を補償はしていません。
しっぽな 様:
コメントありがとうございます。残念ながら(?)オッサンの方が返信しております。
ご推察のとおり英式バルブです。5.5BARで虫ゴムがダメになるとの情報、初耳でした。まあ虫ゴムならばダメになっても金銭的には大して痛くありませんが。英式バルブはデファクトスタンダードということなのでしょうが、お話を伺うにイマイチな仕様ですね。
ちなみに上記記事の自転車はヤマハPASなのですが、取説によると空気圧は450kPa(4.5BAR)との指定です。一般に軽快車は3BARが標準かと思いますが、電動アシストなど重量級の車体だと空気圧高めの設定になっているようです(予備機の非電動子ども乗せ車も4.5です)。
いつも自転車屋の店頭にある自動の空気入れを利用しているのですが、4.5と5.5では約2割しか差がなく、しかも空気圧を正確に測れないとなると結構恐ろしいですね…。調べていたら、バルブを米式に交換したり、虫ゴムのいらない「スーパーバルブ」に交換したりという方もいらっしゃるようで、もう少し早く気付いておけば…というところです(最近、自転車の出番がだいぶ減りました)。
また保管状況について、上記自転車は、昼間は主に地下駐輪場、夜間は屋外で保管していたので、紫外線の影響は「常時屋外保管」より大分よいと思います。ただ後部に子供を乗せるせいか、特に後輪のすり減りが早く、それも破裂の一因だったかもしれません。