お掃除機能つきエアコンの格安設置にチャレンジ!

家事・家電

私たちが子供の頃は、夏でも最高気温はせいぜい30度ぐらいだったと思うのですが、最近では35度も珍しくない感じです。もはやエアコンなしの生活は無理ですね。

我が家は新築後数年経っているのですが、これまでエアコン設置を見送ってきた部屋が2つありました。しかしムスコーも大きくなってきて、そろそろ全部屋にエアコンを設置するかという話になりました。
いずれも6畳程度の部屋で、高級なものを買うつもりはありません。ただ、家事に手間をかけられないので、自動お掃除機能だけは譲れないと考えていました。お掃除機能の是非については以下の記事にまとめたとおりです。

エアコンの「お掃除機能」は必要?不要?
今や当たり前の機能になった「エアコンのフィルターの自動清掃」。 あれば楽そうだと単純に思う一方、最近は「弊害ばかりで不要な機能だ」とのネガティブな評価も見受けます。 では、実際どうなのでしょうか? 私たちの結論は「ズボラな人にとっては、あっ...

さて、自動お掃除機能付きのエアコンは、工事費込みで何万円ぐらいするものでしょうか?

先に答えを書いてしまいますが、2台中1台は、工事費込みで約65000円でした。一見して安いか高いか分かりにくいのですが、いろいろ調べてみると、これ、けっこう安いと思います。ちなみにもう1台は約9万円でした。

それなりのグレードのエアコンを安く設置するにはどうしたらいいのでしょうか?

エアコンの「買い時」は何月? 過去のデータで検証

エアコンは典型的な季節家電です。春や秋など、気候のよいときにはあまり使いません。ということは、季節によって需要に波があり、したがって価格も季節ごとに違うのではないか――そう考えるのが自然です。

私たちも実際の販売価格を年間通してウォッチしたことはないのですが、参考になるのが、価格.comがまとめている「価格推移グラフ」です。同社に登録している店の販売価格の「平均値」「最安値」の推移が分かります。

たとえば、私たちが昨シーズン1台目として購入した、三菱のMSZ-L225の価格推移を見てみてください。

霧ヶ峰 MSZ-L225 の価格推移グラフ(価格.com)

この機種は2015年3月ごろに新モデルとして販売が始まったのですが、初値は実に約12万円。これが7月まで月を追うごとに下がっていき、その後は減少幅が緩くなり、11月ごろには底値となります。その後、次の5月、6月付近にもう一度山があるようですが、以後は在庫が尽きていき、安値で実質的な販売期間を終えます。

もう1機種、購入候補に挙げていたパナソニックのCS-EX225Cも調べてみたのですが、傾向は大体同じでした。3~6月は高く、その後真夏に入ると底値が近くなり、秋も深まるころに最安値となっています
エアコンといえば最近は冷暖房が当たり前ですが、冬入りを前にして「そろそろエアコンがいるなぁ」と思う人はあまりいないということでしょうか。

秋~冬が狙い目だった!

ともかく、これを見れば買い時は明らかですね。真夏以降、秋から初冬が買い時ということになります。年明けには新製品が高値で売り出されるので型落ち品を狙うのがおすすめですが、在庫がいつまであるかは不透明ですし、型落ち品も春~初夏には若干値上がりします。

ただ、今回見たのは中程度のグレードのモデルですが、廉価版や最上位機種では若干違いがあるかもしれません。

エアコン購入、通販でも大丈夫?――大手量販店の場合

エアコンは大型家電ですし、取付工事も必須です。小型の家電なら通販で買うのも当たり前になってきましたが、こういった大型家電は、家電店に出向いて対面で工事の打ち合わせをしないと面倒――そう思う方も多いのではないでしょうか。

今回、私たちは2台のエアコンを別々に買いましたが、双方とも通販で買い、特に困ったことはありませんでした。実際の流れをご紹介したいと思います。

6月、量販店で高価格に打ちのめされる

実は1台目を購入する際、価格調査も兼ねて、まず家電量販店へ出向きました。メーカとしてはパナソニック、三菱の2社に絞り、お掃除機能がついていることを必須条件としました。パワーとしては最小サイズ(6畳用、2.2kW)です。

時は6月。エアコンがまだまだ高値をつけている時期ですが、当時はそんなことも知らず、「暑くなる前だからまだ買い手市場なのでは?」などと呑気なことを考えていました。
工事費含め10万円あれば足りるかな、という心づもりで行ったのですが、店に入った瞬間「甘かった!」と思いました。工事費を抜いたとしても10万にはおさまりません。
量販店なので価格交渉ができますが、予算を伝えると、店員さんは電卓を叩き出し「これが限界ですね」と価格を見せてくれました。工事費抜きで12万円程度。全く話にならないので、ひとまず撤退です。

幸運のアウトレット品を通販でゲット!

その後、あきらめきれずに大手家電量販店の通販サイトを眺めていたら「アウトレット品」というのを見つけました。旧モデルで、かつ外箱が破損しているとのこと。価格はその分安く、7万円を切っていました。これなら工事費込み10万以内も狙える! 即決です。

この量販店の場合、購入手続の途中で設置工事についても同時に申し込みができます。希望工事日を含め必要事項を入力しておくと、あとで工事会社から確認の電話が来ます。工事当日、エアコン本体を持って工事会社の人が来てくれるので、私は立ち会うだけ。このへんは量販店ならではのスマートな対応といえますね。

エアコン購入、通販でも大丈夫?――激安店の場合

さて、季節は移り9月末。冬に備え、もう1部屋にエアコンを新設することになりました。
1台目として購入した型落ち品(三菱MSZ-L225)がなかなかよかったので、2台目も同機種にしようと思いましたが、さすがに今回はアウトレット品を見つけることはできませんでした。そもそも、量販店の通販サイトには型落ち品自体がありません。

そこで価格.comでチェック。あっさり、5万円程度で売っている店を見つけることができました。ただ、在庫は尽きつつあるようで、店の選択肢はあまりありません。

秋になれば最新モデルも安い!

そこでふと「最新モデルだったらどうなんだろう?」と思い、後継機種のMSZ-L2216の価格を見てみると、これがむしろ型落ち品より安いのです! 時期によっては5万円を切る店もありました。
夏を過ぎると、最新モデルも型落ち品も価格差はなくなることが分かりました。それならわざわざ型落ち品を選ぶ理由はありません。ちなみに量販店の通販サイトでは8万円程度という高値がついていました…。

価格.com最安値ショップは大丈夫?

価格.comの最安値ショップで購入するのは若干勇気がいりますが、口コミ評価がそれなりによかったので意を決して購入しました。

ここからが量販店と少し違うところです。店にもよるかもしれませんが、今回の店は「工事会社は紹介しますが、自分で交渉してください」というスタンス。エアコン本体にしても「家に送ります」というだけで、工事当日に工事業者が持ってきてくれるという配慮はありません。

ただ、逆に言えば面倒だったのはそれぐらい。ネットで検索すれば、エアコンの設置のみを行う業者はいくらでも見つかります。また、エアコン本体にしても室外機の重量は30kg弱で(2.2kWの場合)、何とか自力で2階まで運ぶことができました。最悪、配達日を工事日の前日ぐらいに指定し、玄関にでも置いておけばいいでしょう。

設置場所が工事費を大きく左右する!

本体を買って安心していてはいけません。エアコンは設置工事費がバカになりません。

工事費は業者によっても多少違うのですが、とにかく室外機を設置しやすい場所(=工事費が安くなる場所)を見つけることが第一です。集合住宅ならともかく、一戸建てならば選択肢がいくつかある場合も多いでしょう。

とにかく配管を短く!

まずは室外機までの配管が短く済む場所がベストです。配管が長いと工事費が高いだけでなく、冷暖房の効率が落ちます。外から見える場所だとカバーをつけないと見栄えが悪いのですが、このカバー代がけっこう高額で、配管が長いとさらに高くなります。いいことはありません。

また、室外機の設置時にハシゴを使わなくて済むというのも重要です。2階の部屋にエアコンをつける場合、2階のベランダに室外機を置ければベストですが、そうでないとハシゴ作業となり、ほとんどの場合に追加料金をとられます。

新築の家だとエアコンの配管がなく、穴あけから始めることになります。木造住宅なら穴あけ自体は基本料金に含まれることが多いようですが、このとき、室外機の場所を決めてから室内機の場所を決めるようにするとよいでしょう。あまりに広い部屋、細長い部屋ならともかく、6畳程度なら室内機をどこに設置しても大丈夫でしょう。

よーく見たらエアコン置き場があった

我が家の場合、2階に2台のエアコンをつけたのですが、1台目の室外機は当初、1階に置くしかないと考えていました。場所を有効活用しようとすると既存の室外機の上に重ねて置くのがよいのですが、2段重ねは追加料金の対象です。自分で見積もってみると工事費が5万円ほどになり驚きました。

2段重ねは諦めたものの、1階に室外機を置くという計画は変えずに工事業者を呼びました。
外に出て設置位置を打ち合わせていたとき、ハッと気付いたのです。玄関ドアの庇の上にエアコンを置ける!と。ベランダではないので全く利用していませんでしたが、あらためて見ると、室外機置き場として使うことを見越した構造になっていました。

ともかく、この気付きによって配管の長さは短くなり、カバーの取り付け代も安くなりました。ハシゴ作業は回避できませんでしたが、工事費は3万円程度となり、当初の見積よりも2万円近くは安くなりました。

2台目のときは部屋にベランダがあったので、迷わずそこに室外機を置きました。外から見えない場所なのでカバーも省略したところ、見事、基本料金(13000円程度)だけで工事が済みました。購入時期がよかったこともありますが、1台目と比較してずいぶん安くつきました。

オプション価格を調べてから頼むべし

以上、工事費について見てきました。
工事費を上げる要素を極力排除するのが鉄則ですが、設置場所によってはどうしても「オプション」をつけなければいけないことがあります。工事業者によってもオプション価格はけっこう違う場合があるので、複数業者を選べる場合にはトータル金額を比較してみるのも有効な手段です。

終わりに

エアコンを安く設置したいなら、まずは時期が重要です。春から夏にかけては比較的高額で、待てるなら秋、冬まで待つのがベストです。

もし待てない場合には、旧モデルやアウトレット品を探してみるのも手です。1つ前のモデルでも性能はほとんど変わらないことが多いですし、アウトレット品といえども、エアコン本来の性能は正規品と同様です。

子サイトはじめました!
本記事をお読みいただき、ありがとうございました。

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