ツマーが病身でありながら、我が家には自家用車がありません。
そのためタクシーをかなり頻繁に利用しており、自宅から乗る際には間違いなく「迎車」となります。
以前ならタクシー会社に電話するしかなかったわけですが、最近はスマートフォンのアプリでタクシーを呼ぶこともでき、東京23区エリアでは、アプリで呼べないタクシーのほうが珍しいような状況になってきています。
今のところ、「これさえ入れておけば、あとはいらない」という万能アプリがあるわけではなく、呼びたい会社や用途、オプションによって使い分ける必要があります。
この記事では、タクシーアプリのメリットと、私たちが利用しているタクシーアプリについてご紹介しようと思います。
アプリで呼ぶ理由は? 電話じゃダメなんでしょうか?
そもそも論ですが、今まで電話でタクシーを呼んでいた人が、アプリに切り換える際のメリットは何でしょうか?
メリット1:電話代がかからない
まず、単純ですが、電話代がかからないということですね。
フリーダイヤルでタクシーを呼べるところもありますが、こと東京23区に限れば、そういう会社は意外と多くありません。
何でフリーダイヤルにしないんだろうね?
いたずら電話の防止のためかな?
私たちがよく利用する会社の中で、フリーダイヤルで呼べるのは東京無線だけです。
これとて無条件ではなく、あらかじめ登録した電話番号から発信し、登録した場所にタクシーを呼ぶ場合に限り利用できることになっています。
メリット2:場所を口頭で説明しなくてよい
次に、タクシーを呼びたい場所を口で説明しなくてよいということが挙げられます。
自宅など決まった場所にタクシーを呼ぶ場合には、あらかじめ登録しておくと住所を覚えておいてくれるサービスが各社にあり、電話でも苦労はしません。
しかし、外出先でタクシーを呼びたい時、タクシー会社に電話して、自分が今いる場所をどうやって伝えますか?
不慣れな土地であれば住所も目標物もよく分からず、なかなか苦労するのではないでしょうか。
これがアプリであれば、GPS機能で今いる場所が地図上に表示されるので、確実にその場所へタクシーを呼ぶことができます。
メリット3:その土地のタクシー会社を探さなくてよい
また、特に出先でタクシーを呼ぶ場合には、どの会社を呼ぶか悩まなくてよいということがあります。
普段行かない場所でタクシーを呼ぼうとすると、まず地元のタクシー会社の名前すら分からないわけで、電話番号の調べようがありません。
そこへいくと、複数地域に対応したタクシーアプリの場合、「現在地へタクシーを呼べる会社」が自動的に表示されたり、そもそも会社を選ばなくてもタクシーを呼べたりします。
メリット4:タクシーを呼んでから到着までの経過が見える
あとは、タクシーを呼んだ後、自宅到着までの経過が見えるということも大きな利点です。
電話でタクシーを呼ぶと「何分ぐらいで来ます」とは言われますが、それが10分後、15分後だと「本当にこちらに向かっているのか? 間違った場所に向かっているのでは?」と心配になってきます。
そこへいくと、大多数のタクシーアプリは「呼んだタクシーが今どこを走っているか」というのがリアルタイムで見えますので、どのへんまで来ているかというのが分かって安心です。
曲がり角一つ間違えてドツボにはまってる人が時々いるよね
あと、呼んだあと数分間、住宅街で静止してる人とかね。予約ならともかく、急いでいるとイラッとする
それで、乗ると大体タバコ臭い
運転手さん、迎車運転中から見られてますからね!
メリット5:便利な機能が使える(こともある)
その他、これは会社によるのですが、便利な機能が使えることがあります。
その一つが「ネット決済」です。これは、タクシー料金をネット上で決済し、タクシーを降りる際に支払わなくてよいというもの。
スムーズに降車できますし、お客様を最寄駅までお送りするときなどにも活用できます。
また、あらかじめ行き先を指定する機能もあります。
指定した行き先はタクシーのカーナビに転送されるので、乗ってからいちいち道案内しなくても目的地へ行ってもらえます。
この機能も、お客さんを送るときに便利だよね
鬱っぽいときには特にありがたいです…
その他のメリット
その他、会社によってはアプリからタクシーを呼ぶとポイントが貯まったり、通常は有料の予約が無料でできたりと、電話で呼ぶ際にはない特典がある場合もあります。
タクシーアプリに死角はないのか?
そんなタクシーアプリですが、電話で呼ぶ場合より不利になることはないのでしょうか?
結論からいうと「ほとんどない」と思うのですが、あえて何点か比較してみます。
混雑時の対応
タクシーがなかなかつかまらない時、典型的には雨降りの月曜日の朝8時などに、アプリと電話ではどういう違いがあるでしょうか。
私たちはもっぱらアプリを使っていますが、こういう時間帯はまず間違いなく「空車が見つかりませんでした」という回答が返ってきます。
申し込んで数秒で回答してくる会社もあれば、2、3分引っ張った挙句に「やっぱりダメでした」という会社もあるのですが、ともかく空車が見つかるまで何度もチャレンジする必要があります。
そこへいくと電話の場合、保留状態のまま相当待たされはするのですが、「だいぶ遠くから呼ぶことになりますが…」といった感じで、何とか都合をつけてくれる場合が多い「気がします」。
ただ、本当に混雑するとそもそもコールセンターが話し中でつながらないので、結局は同じことかもしれません。
配車が決まったら断りにくい
特に空車が少ないとも思えない昼間、タクシーを呼んだら遠くから車が来ることになり、15分ほど待たされた、という経験が何度もあります。
アプリで「何分までなら待てる」といったことを設定できる会社もあるのですが、そうでない場合に「あと20分で来ます」と言われた日にはガックリきます。それなら他社のタクシーを呼んだのに!と。
最近はこの点はだいぶ改善され、配車決定直後であればキャンセルが可能、というアプリが増えているように思います。
対応地域や会社が限られる
最後に、これは時間がある程度解決してくれると思うのですが、対応している地域や会社がまだまだ限られているということがあります。
日曜の午後、東京近郊の某市でタクシーを呼ぼうとしたときのこと。
手持ちのタクシーアプリで呼べるのは1社だけで、何度呼んでも「空車なし」という返答です。
諦めて私鉄系の某社(アプリで呼べない)に電話をかけたところ、わずか5分ですんなり車が来ました。
今いる場所の説明も、大して有名とは思えない施設名を告げただけで理解してもらえ、その対応には感心しました。
アプリでタクシーを呼べれば便利ですが、呼べなかったときには電話という選択肢も大いに「あり」です。
おすすめタクシーアプリのご紹介
最後に、私たちのおすすめアプリを2つご紹介します。
どうしても東京に偏った情報になることをご容赦ください。
GO(旧:JapanTaxi・MOV)
JapanTaxi、MOVというタクシーアプリの大御所が1つになったアプリです。
どれか1本だけ入れるなら?と問われれば間違いなくこのアプリです。
全国対応ということになっていますが、まだまだ未対応地域は多いようです。
お住まいの地域に対応会社があるかどうかは調べてみてください。
ただ、外出先でタクシーを呼びたくなったとき、まずは起動してみる価値があるでしょう。
元々2つのアプリが1つになったため、対応しているタクシー会社が多いのが最大の特徴です。
「どの会社でもよい」という呼び方もできるので、急いでいる時には助かります。
地域や会社によって対応しているサービスは異なりますが、アプリからの予約、ネット決済(降車時に精算不要)など便利な機能を使える場合もあります。
旧「JapanTaxi」では、東京23区で日本交通を頻繁に利用すると、翌月に「ゴールドユーザー」に昇格するという隠れ機能がありました。
この機能もGOに引き継がれるようですが、今のところ動きが見えません。
JapanTaxi時代にどうだったかは、以下の記事をお読みください。
アプリをダウンロード後、初期登録の際に紹介コード「mf-nu4pkj」を入力すると、いきなり2000円分のクーポンがもらえます!
アプリの初期設定時に入力しないとクーポン取得できないので注意!
フルクル
タクシーアプリは相当数あるのですが、他のアプリとだいぶ毛色が違うのがこれです。
詳しくは以下のページをご覧いただきたいのですが、このアプリ、東京23区の国際自動車(kmタクシー)などを迎車料金なしで呼べる「ことがある」という画期的なものです。
都心に行くと、空車は幹線道路をバンバン走っているはずなのに、1本路地を入ると全く来ない、ということがよくあります。
そういう際に活用できる…と思うのですが、都心でタクシーを拾うことがあまりないため、個人的にはこのアプリに助けられたことがありません。
ただ、迎車料金タダというのは他のアプリにない大きなメリットですので、入れておいて損はないかと思います。
コメント